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10*サンクスギビングディナー体験記inアメリカ

※サンクスギビングデー(収穫祭)は、毎年11月の第四木曜日。2022年は本日、11月24日となります。



 ミズカミがまだピチピチのギャル(死語)だったころ、アメリカ中西部の田舎町に住んでいたことがあります。住んでいたと言っても短期留学していた大学のドミトリー(寮)なのですが、11月の中ごろ、ルームシェアしていた友人から「感謝祭うちに来る?」と誘われました。


 モチのロン(再び死語)行きますよ~。リアルな現地体験ができる貴重なチャンスですから。彼女の実家は大学から車で3時間ほどの、絵に描いたようなアメリカの田舎町。前庭があってポーチにブランコがあるようなおうちです。珍しくお婆ちゃんも同居で、さらには近所の親戚も集まって、総勢15人くらいでお祝いをしました。



 到着した時間は、キッチンで女性陣がわいわいと調理中。お手伝いを申し出て、工程を見学させてもらいました。でっかいオーブンには、七面鳥!ひゃ~、本当にターキー焼くんだ~(焼くよ、そりゃあ笑)びっくりしたのは、大きなスポイト(ピペット)で焼き汁を吸い上げ、ターキーの上からだーっとかけていたことです。そういう器具があるのを、そのとき始めて知りました。


 それ以外はもうほとんど仕上がっており、ママさんに「Tiny one(タイニーワン)はジュースをお願い」と言われたので、オレンジジュースを作ることになりました。人間がまるごと入れそうなフリーザーから冷凍濃縮ジュースを出し、同量の水で割るのも初体験。ちなみにTiny oneとは、私の体格が周囲のアメリカンに比べて貧弱だったからでしょう(お察しください)ちなみに身長は161㎝あります。



 さて、いよいよディナーの始まり。とは言っても、既に皆さん野菜を切っただけのオードブルをつまみに、立食でわいわいやっておられました。取りあえず座って、パパさんがターキーを切り分けます。そこへ、副菜として以下のようなものが添えられます。


★Stuffing(スタッフィング)またはDressing(ドレッシング)


 ターキーのお腹に詰まっていた詰め物。パンをスープでちょっと湿らせてハーブ類を混ぜたようなもので、正直これ単品では微妙な感じでした(笑)


★グレイヴィーソース


 ターキーには必須のソース。ジブレット(内臓)を煮た汁に、ターキーの焼き汁を加えて作ります。ポテトにもドバッとかけるとなお旨し。


★クランベリーのゼリー


 クランベリーソースと呼ばれていましたが、ゼリーです。ターキーにはマストの食べ物。日本人的には「?」な組み合わせですが、慣れるとなかなかです。


★マッシュドポテト


 ねっとりクリーム状で、バターがこれでもかと入っています。カロリー爆弾!


★野菜


 いんげん(グリーンビーン)のキャセロール、にんじん、とうもろこしなど。


★ヤムイモ、さつまいも


「おっ、大学芋?」と思ったら、ヤムイモの砂糖煮(Candied yams)でした。さつまいもも、感謝祭にはよく登場します。


★コーンブレッド


 古き良きアメリカの味。家で焼く人は少なくなったかも。スーパーに売ってます。


★デザート


 定番はパンプキンパイとピーカンパイ。友人宅ではバターフィンガーパイも出ました。あとはマシュマロを焼いて食べたり、家によっていろいろです。



 これらのご馳走をお腹いっぱい食べて、家族で暖炉の前であれこれお喋りするのが、一般的なサンクスギビングの過ごし方のようです。日本のお正月に通じるものがあるなと思いました。




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