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もう一度恋をしてみたい。  作者: 種有 小粒
32/43

【30】デートってなんだろう

毎度毎度投稿が遅くてすみませんm(_ _)m

なんだかんだで先輩について行くことになったわけだが、一体何をするのだろうか?


「先輩、今からどこに行くんですか?」


「そうだなぁ。とりあえずそこにあるショッピングモールにでも入ろっか」


そう言うと先輩と俺はショッピングモールに入った。


「ねぇ、お腹とか空いてない?」


「めちゃくちゃ空いてます」


それもそうだ。俺は今日の朝から何も口にしてなかったのもあって何でもいいから胃に食べ物をぶち込みたかった。


「よし、とりあえずフードコートにでも行こっか」


俺はオムライスを頼み、先輩はたこ焼きを頼み、それぞれが頼んだものを受け取ると、俺たちは席に移動した。


「先輩。一つ質問いいですか?」


「ん?どーぞ」


先輩チラッと俺の方を向き、目の前のあるたこ焼きにフーフーと息を吹きかけ冷ましていた。


「なんでここなんです?」


「なんで、とは?」


先輩は1度たこ焼きを冷ますことを止め、こちらの方を不思議そうに向いた。


「いや、ご飯ならもっとこうレストランまではいかないですけど、そういうご飯のみの店とかに行った方が良かったんじゃないかなと……思いましてね」


「でも、ここならご飯は食べれるし、それが終わったら服とか諸々見れるよ?」


「まぁ、そうですけど……んでここでの女性の扱いのレクチャーは……?」


「……さぁ?」


あれ?この先輩は俺になんて言ってこうなったんだっけ?女性の扱いをレクチャーとかなんとかじゃなかっただろうか。

もしかして先輩って……んーでも流石に無さそうだが、一応聞いてみるか。


「先輩もう1ついいですか?」


「なぁに?」


「先輩って交際経験とかってあります?」


「そりゃ、もちろんあるよ〜」


「そうですか。ちなみに最後に居たのは?」


「あれは、高校かな?」


「なるほど……分かりました」


そうか……だから先輩のチョイスがここなのか……


「ねぇ、ちょっと失礼なこと考えてない?」


「ははは、まさか〜そんなことないですよ」


「あのねぇ、私は効率が大事だと思ってるのよ」


先輩は箸でとっていたたこ焼きを器に戻すと、フンと鼻を鳴らした。


「というと?」


「ほら、ご飯ならご飯だけの店に行くとか、服屋なら服だけがある店に行くとかあるじゃない?」


「あー、そうですね。ありますね」


「あれってさ、非効率だと思わない?移動時間もかかるし、移動費だってかかる時もあるんだよ?無駄じゃない?」


「まぁ、効率面での話をしますと確かに先輩の言う通り無駄の部類に入るかもしれないですね」


「でしょ?」


「なるほど……」


それを聞くと何故かこの先輩の今までの恋愛が分かって来た気がした。


「おい。ちょっと待て後輩」


「はい?」


「なんで今そんな哀れむような目で私を見るのかな?」


「そんな先輩に対してそんな事しないですよ〜。ただ……」


「ただ……?」


「今日はデートプランのようなものではないんだな……と思いましてね」


そう俺が言うと先輩は口をポカンと開けて、なんで?と顔をしていた。


「女性の扱い方を最も理解できそうなのってデート何じゃないかなって思うわけですよ」


俺がそう言うと、先輩は続けてどうぞというように手をこちらに向けてきた。


「いや、まぁ……なんと言いますか、そういう移動やら色んなのところに行くというの含め女性の扱い方を教わるのかなと思っていましてね」


「ふむ、なるほど。今の世のカップル達は非効率(それ)すら楽しさに変えるのか……」


「先輩……歳いくつッスか……」


あまりにも若者とは思えないセリフを口にしたので思わずそうツッコんでしまった。


「なるほど……そう考えるとデートはすごい」


先輩は腕を組み何かに納得したように頷き始めた。


「ちなみに付き合ってた頃デートとかどこいってたんです?」


「……よく覚えてない」


「まぁ高校の頃ですもんね。仕方ないと言えば仕方ないに入るんですかね?でもそーいうのって緊張したこととか色々覚えてるもんじゃないんですか?」


「んー、何となくは覚えてるんだよね。2人でいると落ち着かなくて、ソワソワして気持ち悪くて、女友達とか大勢でいた方が楽しかった……とかはね」


なんかほんとに付き合いたての中高生がぶつかるようなものにぶつかったままなんだな……この人。


「よし、それじゃ先輩。今日は俺とここで遊びましょう」


気づいたら先輩がポンコツキャラになりそうです。

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