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もう一度恋をしてみたい。  作者: 種有 小粒
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【28】想いの伝え方

もしまだ読んでくださってる方がいるのであれば、大変申し訳ございません!久々の投稿になりますが、お願いしますm(_ _)m

目立つのが好きな人、嫌いな人が居ると思うが、そのどちらでもない人もいると思う。

結果が認められたりして表彰されて目立つっていうのは好きだ。でも何かやらかして目立つ、俗に言う悪目立ちってやつは嫌いだ。っていう人は少なからずいるのではないだろうか?

もしかすると誰だってこんなもんかもしれない。が、認められる様なことをして目立つでも、悪目立ちでもないパターンが稀にある。


それが今だ。


職場の先輩が告白されて、フリにくい状況だったため出てきたはいいが、出てきた瞬間にまさか勝手に彼氏扱いされるのは流石に予想外だった。コイツがとんでもないバカで俺の事を忘れてることを祈るしかない。


「お前この前秋音ちゃんと一緒にいたやつじゃねぇか!!」


流石にこんな短い期間だと忘れないみたいだ。


「お、おう。お前か。懐かしいな」


こんな時どう反応すればいいかわからず、俺はこんな変な受け答えしか出来なかった。

相手の男を見ると俯き拳を震わせながら涙目で俺を見つめこう言い放った。


「秋音ちゃんの次はこの子か!節操ねぇなお前!」


「テメェにだけは言われたくないわ!!」


さっきのなんて言えばいいか分からない物とは違い心の底から思ってた事がスっと出た。


「とにかく俺は今この子に愛を伝えてるんだ!邪魔だけはしないでくれ」


「はぁ……お前さ、その人の何を知って何を思って付き合おうって思ってるんだ?」


「そ、そんなことお前に言う必要があんのかよ!」


「まぁ、確かに俺に言う必要なんて全くない。別に人目惚れでもしたとかの些細な理由でもいいんだけどさ……そんな人を今この瞬間困らせてる事には何も思わないわけ?」


「困らせる……?俺は今気持ちを伝えてるだけだぜ?」


「……あぁー!!!めんどくせぇ!!!」


「な、なんだ!?」


「気になった、好きになった。だからこそ想いを伝えよう。ってのは全然アリだと思うぞ。でもな、伝える前、伝える時、伝えた後は相手の顔、相手の様子をしっかり見ろ」


俺はそう言いながら視線を先輩の方へと向けさせるように視線を先輩の方へ送った。


「なんだよ、別にそんなに変なところなんて……」


そこまで言って男は気づいたのか、目を丸くしていた。


先輩は多分どういう風に対応していいか分からない時があったのだろう。服には沢山握ったであろうシワが沢山あった。しかし視線を俺たち2人をしっかり捉えてた。


「やっと気づいたか。別に人を好きになるなんてのは誰にでもある事だし、その気持ちを止めろなんて言わない。けどな、好きなら好きで相手の事を少しは考えやがれ。お前は好きな子を困らせたり、泣かせたりしたいのか?」


「い、いや……俺は別にそんなつもりは……」


「だろうな。ま、今はとにかく土下座で相手から目を逸らすんじゃなくて、しっかり相手を見て想いを伝えろ。その結果がどうであれしっかりと受け止めろ」


「う、ウッス……分かったッス」


(ん?なんだコイツ急に口調が変わったぞ?)


男は視線を先輩に戻し、2歩3歩と近づき姿勢を正した。


「アナタを人目見た時から、アナタの事が気になり、好きになりました。付き合ってくだはい!」


そして男は気持ちを伝えると共に盛大に噛んだ。


「あ、違……付き合って下さい!」


噛みはしていたが、男は今回しっかりと先輩と目を合わせ想いを伝えていた。そんな男の様子を笑うことなく先輩もまっすぐ相手の男を見ていた。


「私を好きになってくれて、想いを伝えてくれてありがとう。でも、ごめんなさい。私は好きな人がいるのでアナタと付き合うことはできません」


そう言うと先輩は頭を静かに下げた。


「……わかりました。返事ありがとうございます。自分本当はさっきの人がアナタの彼氏では無いことは分かっていましたッス」


男は想いを伝えた後も相手の目を見て、その返事をしっかりと受け止めていた。


「あ、バレてたんだ」


そう言いながら先輩は少しバツが悪そうに笑っていた。


「あの……それで、さっき言ってた好きな人というのはあのお方ッスか?」


男は先輩にそう尋ねながら、俺の方を指した。


「なんだよ、あのお方って……」


俺は思わずそう呟いていた。その後にちらっと先輩を見た。先輩は少し俯いていて、その時の表情は分からなかった。


「んー、ひみつ♪」


顔を上げながら、先輩はどこかスッキリしたような笑顔でそう言った。


「ふぅ、これでひとまず一件落着ってことで……ん?」


俺はそう言い、その場を去ろうとすると服の袖を掴まれた。


「なぁなぁ、後輩よ。こんな所でまさか直ぐに帰ろうってしてるわけじゃないよね?」


袖を掴んでいたのは先輩だった。


「え?いや……帰るつもりですよ?なんならダッシュで」


「君は先輩の事を考えることは出来ないのかい?さっきあんな良いことを人に言っておいて」


「え……だって自分の仕事はここまでですから」


「君には先輩に気を使って何かするってことは出来ないのかなぁ〜?」


「ははは、何をご冗談を。気を使うも何も、昨日まで人のこと散々こき使ってたじゃないですか〜。こちとらもう帰って眠りたいんすよ~」


そう言うと先輩は少し頬を膨らませたような顔して、「むー」と言っていた。


「先輩……歳を考えて下さい。そんなの高校生、大学生辺りが限界です……」


「……よし、後輩。今から君には女性の扱い方についてレクチャーしよう」


「えぇ……」

久々の投稿なのに、短い事と変なところで終わってることは許してください…

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