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もう一度恋をしてみたい。  作者: 種有 小粒
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【25.5】和斗と相談

誤字を指摘してくださった方ありがとうございます!今後も何か気になる点等がありましたら、教えて下さると嬉しいですm(_ _)m


俺、玉村(たまむら) 和斗(かずと)は悩んでいた。

それは、また厄介事に巻き込まれそうな気がしていたからだ。


姉には友人を、友人には姉を紹介したはいいが、姉はたまにバグるため何をしでかすかわからないと。

俺の予想は当たっており、初デートでいきなり告白までしたらしい。多分何も考えずにその場の勢いでやってしまったと思うけど、我が姉ながらやる時はやるもんだ。


俺は今日1日休みで、姉は午前中で仕事を上がってきていて家には姉と俺の2人だけだった。

そんな姉が今日はずっとソファに寝転び腕を組んだ状態で百面相をしていた。


「ねぇ!和斗これってどうなんだろう!脈ナシなのかな!?フラれるのかな……?」


「何を急に言ってんだよ、俺が知るわけないだろ」


「はぁ?アンタ遊ちゃんの友達でしょ?そのくらい知ってなさいよ」


「なんで俺が他人の恋愛にそこまで関わらなきゃならねぇんだよ」


「他人って何よ!実の姉でしょ?姉のことを思い行動しなさい」


「んなこと、堂々と言うな。切れかかってた縁を繋げただけ感謝しやがれ」


「そ、それは……感謝してるけど」


そう言ってる姉はいつの間にかソファに座っており、顔を赤らめモジモジしてた。


「はぁ……何があったんだよ。この前もそんな感じで俺に遊里の所まで行ったけどよ」


そう。俺はデートが終わってすぐにあいつのところに行き、姉とのデートや今の気持ちなどを確認しに行ったのだ。ボイスレコーダーで撮りながら。

さすがに切った時の音で気づかれそうになったが、その場をすぐに立ち去ったから多分バレなかったとは思う。


「コレ見て!」


そう言いながら見せられたものスマホの画面で、そこに映されていたのは遊里とのトーク画面だった。

内容は相談事で、アイツの知り合いがどうにかして穏便に告白を断りたいとの事だった。


「コレやっぱアレかな……知り合いの話と見せかけて、自分の相談話す系のやつかな……?」


「いや、アイツの事だしそのまんまの意味と思うぞ」


この前聞いて、アイツはアイツなりに姉への気持ちがあった。あとは気持ちの整理がつき次第の話であると分かっていた。


「そうかな!?本当にそうなのかな!?」


「そんなに気になるなら直接聞けばいじゃねぇか。その手に持ってるのは何だよ」


姉は半泣き状態で目からは大きな涙の粒が溢れそうになっていた。


「そ、そうだね……聞いてみないとわからないよね」



それからしばらく経って、姉はスマホをにぎりしめたままソファにダイブするように倒れ込んだ。


「良かったぁ……大丈夫だった。遊ちゃんの話じゃなかった」


姉の声はさっきと違い、安堵の声となっていた。


「だから、言ったじゃねぇか。アイツにそんな器用な事は出来ないって」


それから姉は遊里と連絡を続け、夜に電話で話すことになったらしい。それから姉は職場へ1本電話をしていた。


夕方頃になると姉はササッと食事と風呂を済ませ、自分の部屋にこもっていった。

俺も明日仕事があるため、8時前くらいには全て済ませ、あとは寝るだけとなっていた。

流石にこんなに早く寝るのも勿体ないと思い、俺は自分の部屋スマホをいじっていた。


そして、8時を過ぎてしばらくした頃に、コンコンッ!と俺の部屋の扉が叩かれた。


「はーい、母さん?」


俺がそう聞くと、扉が開かれた。


「わたし……」


そこには青ざめた姉の顔があった。


「な、なんだよ」


「遊ちゃんから電話が来ないの……」


「いや、知らねぇよ!!」


俺は心の叫びをそのまま口に出していた。


「遊ちゃん……私のことなんてどうでもいいかしら」


やべぇ、我が姉ながらめんどくせぇな……。という気持ちは心の奥にしまい込み、姉を何とかすることにした。


「ちなみに約束っていうか、何時くらいからだったんだ?」


「8時過ぎ」


俺は自分の部屋にあった掛け時計を見ると、8時15分を過ぎたところだった。


「は、8時半くらいにはかかってくるんじゃねぇの?」


「どうだろう……本当は私の事なんて別にどうでも良くて他に相談相手が出来て、そっちに相談して全て解決したんじゃないのかな……」


「大丈夫、アイツに相談出来る女なんて他にいねぇよ」


とりあえず今は面倒なこの状態の姉をなんとかして、部屋から追い出したい。面倒事はもう嫌なんだ。

てか、遊里(アイツ)は何してんだよ、早く電話しやがれ!頼むからよ!


俺がそう願ってた時、姉が持っていたスマホから陽気な着信音が鳴り響いた。

さっきまで死んだ顔をしていた姉はどこに行ったのやらって感じで画面を見て、瞳を輝かせた。


「も、もしもし!」と姉は言いながら俺の部屋から出ていった。


遊里(アイツ)に姉ちゃん紹介したの間違ったかなぁ……」


俺はこの先も苦難が続くのだろうと思った。

そんな先の事を考えてると眠気が襲ってきた。俺はそのまま眠りへとついたのだった。


あのですね…秋音は今の所めんどくさいように見えるかもしれませんが、ただただ恋をしてるだけなんです。優しく見守って下さいm(_ _)m

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