【25】電話と相談
読みにくい所や分かりにくい所があれば教えてくださいm(_ _)m
あの後、数杯また飲んで酔いつぶれた先輩を家まで送り、俺は家へと帰った。
あの時先輩のお母さんから電話がなかったらどうなっていた事やら……
俺は歩いて帰ったのもあったし、そこまで飲んでなかったため酔いが冷めるのも早かった。家に帰ると速攻シャワーを浴び、いつ寝てもいい状態となってた。
「さて、どうしたもんかな……」
自分をあそこまで頼ってくれる先輩は初めてだ。今までの恩がある以上何かしらの解決策は考えとかないとな。……とは言え流石に時間は午前2時を過ぎてたため、今日は寝て明日考えるとこにした。
火曜日に休みってのは変なもんだな。普通にいつもの会社に行く時間に起きてしまった。
「やること特にないし、ねるかぁ……」
「ッ!?……まじか、すげぇ時間を無駄にした気がする……やべぇ寝すぎて頭痛てぇ」
次起きたのは午後3時だった……。
俺はなんとか身体を起こし、キッチンの近くにあったカップ麺を取り出した。
「よし、今日は焼きそばにするか」
俺はお湯を注ぎ5分待ち、できた焼きそばをテーブルへと持っていった。
それにしてもどうするかな……
本来であれば、先輩の話は金曜に聞くはずだったらしい。その点で言えば、考える時間が貰えたってだけで不幸中の幸いと言えるかもしれない。
「んー、だからと言って何をどうすればいいんだ」
和斗に相談するか?いやアイツに話しても何も変わらんか。何か告白経験が豊富な感じの……あ、居たな身近に豊富な人。
「秋音なら経験豊富だし、話も聞いてくれそうだな」
俺はすぐさまスマホを取り出した。
「流石に平日のこの時間って仕事だったりするよな」
そう思い俺はメッセージを飛ばすことにした。
『相談に乗ってもらってもいい?』
まぁ、こんなもんでいっか。
俺は送信して、焼きそばを食べた。食べ終わりダラダラとスマホでソシャゲをして、しばらく経ったころ秋音からの返信が来た。
『秋音:うん!いいよ』
「よかった、これでなんとかなるかもしれんな」
俺はすぐさま秋音に返信した。
『俺の知り合いの話なんだけど』
『秋音:うん』
『最近告白されたみたいで、いざこざがないように断りたいみたいなんだけど、どうしたらいいのかな?』
とりあえずこれで何かしらの解決策は出てくるだろう。
「あれ?」
既読が着いて10分ほど経ってるが返信が来ない。余程の長文を打ってるか、俺とのトーク画面を開いたままスマホを放置してるとかか?
「まぁ、平日だし色々あるんだろうな」
そう思い再びソシャゲの周回をすることにした。
そんな周回をしばらくして結局30分ほどだった後に秋音から返信が来た。
『秋音:それは遊ちゃんの話じゃなくて、遊ちゃんの知り合いの話なんだよね?』
ん?なんでそこで俺の話が出てくるんだ?
『うん、俺じゃなくて知り合いの話』
すぐに既読がつき、すぐに返事は来た。
『秋音:ほんと?ほんとにほんと?』
一体なにを怪しんでるんだろう……?
『本当に本当だよ』
『秋音:そうよね!そうだよね!』
本当に何を怪しんでるんだろう……?
『それで何か解決策とかってあったりするかな?』
『秋音:んー、電話でもいい?8時過ぎとか?』
確かにずっとこうやって打ち続けるのも大変だな。俺は秋音の提案に乗り、8時過ぎに電話することにした。
せっかくの休みになのにただ寝てただけなんて勿体ないと思い俺は近くのスーパーに行き、ご飯の食材買ったり、洋服を見たりして過ごした。
家に帰り、買った食材でカレーを作り、洗濯等をしていると、時間はあっという間に過ぎていった。(「たり」は重ねて使う。)
時計を見ると8時をとっくに過ぎており、8時20分だった。
「8時過ぎたし、多分今電話かけても大丈夫かな」
俺はテーブルの上に置いてあるスマホを手に取り、秋音へと電話をかけた。
『も、もしもし!』
なんとビックリ1コールで出た。
「ごめんね、急に。今大丈夫だった?」
『うん!大丈夫!今からなら朝まででも大丈夫よ!』
「いや、流石に朝までは大丈夫かな……」
『そっかぁ……明日休み取ったから大丈夫だったのに』
一気に声が暗くなった。にしても、俺のせいで休みを取っていたんならマジで申し訳なさすぎる。でもそこまでのことは流石にしないだろう。
「えーっと……休みは初めから取ってたんだよね?」
『ううん、何かあってもいい為に今日頼んだの……』
一体どんな相談なら朝まで電話するんだろうな……病んだりしたらそうなるのだろうか……?
「それはなんかマジでごめん……今度ご飯奢るわ」
『ッ……!!ご飯!?2人で!?』
スマホを耳にピッタリ当ててた為、声が鼓膜に響いた。鼓膜が破けるかと思った……。
「あ、あぁ……2人のつもりだったけど、和斗とか誰か誘う?」
『だめ。2人で行く。もしほかの人誘ったら高級ディナーコース10人分になるから』
「わ、わかった。2人で、必ず2人で行こう」
なんだよ、高級ディナーっていくらするんだよ……怖ぇよ……。
『よし、それなら許す!えへへ、ごめんね本題からズレちゃったね』
「いいよいいよ。それでなんか解決策っていうか、どうしたらいいとかあるかな?」
『んー、私あんまり詳しく聞いてないけど、普通にごめんなさいってだけじゃダメなの?』
「あー、そーいえばそうだったな。わかった詳しく話すわ」
俺は職場の先輩が告白されて困ってること、告白相手が怖いことなどあの時先輩から聞いた情報を秋音に話した。
『んー、な……るほどぉ』
「どうするのがいいかな?」
『あ、アレは?遊ちゃんがこの前してたようなやつ』
「俺が?」
『ほらほら駅前で変なのに私が絡まれてた時だよ』
「あー、アレか。あの時結構人が多かったから出来たな」
この前秋音とのデートの時に厄介なチンピラみたいなのに絡まれた秋音を見た俺は、周りの目を利用してその場を鎮めたことを思い出した。
「なるほどな、確かに周りの目があったら流石に引くか」
『うん、もしそれが通じないような相手だったら警察とか呼べばいいんじゃないかな?』
「最悪そうしないといけないかもな……やるべき事はわかった気する。ありがとう助かったよ」
『策っていう策はあんまり出してない気がするけど、力になれたなら良かった!』
「うん、ありがとう。それじゃ……」
俺が電話切ろうと最後の言葉を言いかけた時『切るのはちょっと待って』とストップの声がかかった。
『その先輩さんは、女の人だよね?』
「うん」
そりゃそうだ、男だったら大問題だ。
男が怖い男から告白なんて現場の方が怖いし関わりたくない。
『ちなみに可愛いの?』
「うん、可愛いと思うよ。かなりモテてるみたいだしね」
『そっかそっかぁ〜、ところで告白の返事はいつだっけ?』
暗い声になったり、今度は妙に明るい声になったり、秋音はすごいな。まるで女優みたいだ。
「確か、土日のどっちかって言ってたと思うよ。でも、なんで日程を、聞くの?」
『だって、怖い人なんでしょ?会いたくないじゃん?』
「なるほどね、土日はあんまり出歩かない方がいいかもね。多分駅とかになるかもしれないから」
『うん、駅ね。気をつけるね、ちなみにどこの駅になるかな?』
「多分この前俺と秋音が集合場所に決めた駅だと思うよ」
余程怖いんだろうな、日程や場所を聞いたりして必死さが伝わってくるな。
『うん、わかった。ありがとね〜』
「うん、それじゃまた今度」
お互いそれからおやすみと言い電話は終わった。
「よし、何となくだけど策は出来たな。これで心配事はない!」
俺はまたひとつ厄介事が増えてることに気づかないまま、その日を迎えるのであった……。
一気に告白の返事現場まで進める予定だったんです…本当なんです…すみませんm(_ _)m




