表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
もう一度恋をしてみたい。  作者: 種有 小粒
22/43

【21】先輩と電話

本当は明日投稿しようと思ったのですが、投稿したくなったので投稿しますm(_ _)m

俺は帰宅すると充電が切れてたスマホに充電器を挿した。シャワーを浴び、服を着替えて布団へとダイブした。


「はぁ……今日はなんかすげぇ疲れた」


そんな独り言を呟いているとスマホから通知音が聞こえた。


「いつの間にか充電が0になってるなんてあまり考えられないな」


学生の時はどんな時でもスマホの充電を管理してた。スマホがあれば大抵なんでも出来ると思ってたくらいだ、社会人になってからも自分のスマホを使ってたので必需品だったのだ。


「うわぁ……なんかすげぇ連絡来てんな……」


連絡相手を見るとほぼほぼ和斗からだった。

あとは入れてる漫画アプリとかゲームアプリのお知らせやスタミナ回復などもあった。


「アイツどんだけ心配してんだよ、シスコンかよ」


少し連絡の通知をスクロールしてると秋音からメッセージが来てた。


『秋音:今日はほんとありがとう!!また遊ぼうね!』


こーいうのは大抵社交辞令ってのは分かってはいるんだけど、かわいい女の子からの連絡ってのはどんな時でも胸弾むものだ。


「ん?不在着信?」


不在着信の相手は振袖(ふりそで) 心乃枝(このえ)と表示されてた。職場でよくしてくれる先輩だ。


「なんだ……なんか仕事でミスったか?」


でも、基本先輩のチェックは受けてからやってるからそんなに急を要するようなミスはない。と信じたい……がやはり気になるので先輩に電話を掛けることにした。


電話を掛けて5コールなったが出ない。今は出られないのかもしれないな。


「また後でかけ直すか」


そう思い、切ろうとした瞬間繋がった。


『も、もしもし!……あっ!いったぁ……』

ドン!


慌てた先輩の声と何かしらの衝突音が聞こえた。


「もしもし?先輩、大丈夫ですか?」


『うん……大丈夫じゃないけど大丈夫ってことにしとく』


「どっちなんですか、それ……」


『私強い子だから大丈夫』


……意味不明な事を言い出す先輩への対処法を誰か教えてください。


「何歳児ですか……まぁその事は置いといて何の電話だったんですか?」


『5歳児です!えへ!』


「はいはい20を足し忘れてますよ。25歳児さん。」


『うわぁ、最低……女の子に年齢のことをとやかく言わないの』


「はいはい、すみませんでした。んで用件は?」


俺はテキトーに先輩をあしらい用件を聞き出すことにした。


『反応薄ッ!まぁまぁそんなに焦らないで。ちなみに仕事は一切関係ないよ〜』


「ほぉ……では、一体何事で?」


仕事の件ではないと言われ、俺は内心ホッとした。


『君さ、今日デートしてなかった?』


「え?」


突然の事で言われたことを整理するのに時間がかかった。


え?見られてた?確かに色んな人目が着くようなところには居たけど、偶然デートしてそこに職場の先輩がいるってどんな確率だよ……


「ま、まぁそうですね。デートのようなものをしてたかもしれないです」


『ほぉ〜ん、そかそかこの前フラれたばかりなのにもう新しい女か〜そっかそっかぁ』


電話越しでもニヤニヤしながら言われてるのがわかった。


「ちょっと、誤解を招くような言い方やめてくれません?」


『では、弁明したまえ少年。アレをデートを言わずになんという』


「そうですね、アレは……アレですね。仲のいい男女っているじゃないですか?そんな男女が遊んだそんな感じですね」


『へぇ〜、女の人の方は遊びとは思えなかったけど?』


「ど、どの辺がですか?」


『告白』


いっちばん聞かれたらマズイとこ聞かれてたあああああああ!


「あの……知ってるなら最初から教えてくださいよ」


そしてしばらく沈黙が流れた。


「も、もしもし?」


『……っぷ!アッハハハハハ!ダメだ堪えられない』


今まで聞いたことないような声の大きさで先輩は笑ってた


「は!?なんです急に?」


『デート?告白?見てるわけないじゃん。もしそうだったら面白いなぁってカマかけたら全部的中してるんだもん』


や、やられた……


『にしても、もう彼女持ちか〜モテる男は良いねぇ〜』


「あ、いや告白はされたんですけど付き合っては無いです」


『え?何フッたの?』


早口言葉かってくらいの速度で返された。


「フッてはないんですけど、なんか有耶無耶になって結局保留状態みたいになってますね」


『ふーん、そっかぁ。せっかくのチャンスだった良かったの?』


「いや、なんというかフラれたから、別れたから次!ってのは俺には合わないみたいで、それにまだ恋愛する気にはなれなくて……」


俺は先輩に今の気持ちを正直に打ち明けた。きっとこのことは告白してくれた秋音にも言わなきゃならないことだ。


『そっかぁ、めんどくさいね』


「めんどくさいって……ひどいッスね」


『でも、そんなめんどくさい所も良いと思うよ』


先輩は優しい声で俺にそう囁いてくれた。

その一言で少しだけ自分自身を肯定できた。


「そんなこと言ったって面倒事な仕事は引き受けませんからね」


多分このまま行けばしんみりしそうだったから、あえて茶化すように先輩にかえした。


『あ、コラたまには人の優しさを素直に受け止めなさい!』


「ハイハイ、ありがとうございます、いつも感謝してます」


『おーい、感情がこもってないぞ〜。それとハイは1回』


「それで本題は?」


『んー、なんか忘れちゃったから思い出したら言うね〜ではではバイビー』


そう言うと先輩は俺が何か言う前に電話を切ってた。


「結局何だったんだよ……まぁいいか。今日は疲れたし、もう寝るか」


俺はそのまま眠りについたのだった。

分かりにくい所や気になる点などがありましたら、感想等で教えてくださいm(_ _)m

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ