【15】遊里の過去⑤
もし読んでくれている人がいるなら投稿ストップしててすみません<(_ _)>
今後は…頑張って書いていきますんでよろしくお願いします
「お、どうした?いきなりデカい声出して」
「あー、いや大丈夫なんでもない」
流石にここまで言ったら、霞も帰るだろう。するとまた通知が来た。
『矢花 霞:んー、なるほど、そういう事ね』
(ん?なるほどってどういう意味だ?)
「おーい、遊里行こうぜ」
俺は霞がもう遠くに行っていることを願い玄関の扉を開けた。扉を開けて少し回りを見渡したが、霞はいなかった。
俺はホッとし、大介とカラオケへ向かうことにした。
「にしても、久しぶりだよな」
「だな。前はよく俺と桂馬と大介の三人で行ってたな」
「まぁ、アイツ彼女が出来てから彼女一筋だもんな」
俺たち三人は大学で出会い、すぐに意気投合し、それからほぼ毎日三人でいることが多かった。だが、そんな日常も一人欠けてしまえば、崩れてしまっていた。
「それにしても暑くなってきたな、夏もこれからって感じだな」
「だな、それに結局俺たちの大学生活四年間は彼女なしで終わりそうだな」
俺を慰めるようにため息をこぼしながら大介は片手を俺の肩に置いた。
「っておい、俺も巻き込むなよ。まだ分かんねぇだろうが」
俺は大介から置かれた手を振りほどくように肩を回した。
「ははは!わりぃな!お前といるとやっぱ気が楽でさ~」
「ったく、お前は調子の良いことばっか言いやがって……はっ!」
その時俺は、先日の霞との会話を思い出した。
「お前さ、そういえば俺によく肩に手を置いたり、肩組んだり、結構スキンシップというか……俺に触れること多いよな?」
「んー、そう言われたらそうかもしれないな……?」
「大介……お前ソッチ系じゃないよな?」
「ははは、何言ってんだよ!俺がゲイだったら彼女欲しがったりしねぇよ」
大介は俺からの問いに対し、腹を抱え爆笑してた。
「だ、だよな」
「当たり前だろ……っておい、なんで俺から距離取ってんだ」
「あ……そりゃ、あれだ。今はほらだんだん暑くなってきてるから……かな?」
「ほぉ、この際なんで疑問系で答えてるのかは置いといてやるけど……」
そう言うと、大介は俺に近寄って来た。俺は思わず、近寄って来た分の距離を取った。
「おい!やっぱりソッチだと勘違いしてんだろ」
「うるせぇ、こちとらお前がそんな事ばっかするから周りにゲイだとか、お前とデキているとか勘違い受けてんだ!」
「……って事は、俺もそんな風に見られてたって事じゃねぇか!」
大介は崩れる様に手と膝を地に付け、項垂れた。
「だからな?これからは距離を取ろう」
俺は大介にそう声をかけると、大介は顔を上げて答えた。
「なんで、俺は人目が多い昼間にカップルが別れる寸前のような会話を男二人でしてるんだ……」
「……そんなの、俺が聞きてぇよ」




