1 のみものをかってみた
今日は成人式です!ハタチです!!
そんなウキウキな気分で目が覚めた。
『おかーさーん!!スーツどこーーー??』
『何で今日探しだすんだろうね、この子は。リビングにかけてるからさっさと着なさい!!』
『さっすがおかーさん!!!』
きっとずっとこんなやりとりをするんだろうな~
私の名前は【七曲 ソラ】
大学生!!
20歳になった最初の重大イベント、成人式に行こうとしているのです!!
振り袖はめんどいから着ません!!!
やばい遅刻遅刻ーーーーーーー
・・・・・・・・・・・・♤♡◇♧
『おっそーいソラ!!すごいギリギリじゃん!!!』
『すまぬすまぬ』
この子は【三折 マキ】
私の小学校からの幼馴染みだ。
『もう式始まっちゃうよ!さっさと座ろ!!』
そんな感じで無事着席
お偉いさん達の話を聞き流し~写真撮影パシャ!!!
『んーなんかあっという間だったね』
『だねー。私あっという間すぎて振り袖と格闘してた時間の方がながかったよ(笑)』
『だから私はスーツ♪ふふふん♪』
何故か勝ち誇った感じの私がいた。
『そうだねー(笑)』
いつものように流すマキも健在だ。
『あ、ごめん喉渇いた~。あそこの自販機で飲み物買おうよー』
『いいけど、あんた自販機好きよねー。コンビニあっても自販機じゃん』
『なんかねー自販機ってこうガシャン!ってでてくる感じが何とも言えない心地良さがあるのよね♪』
『その効果音と理由は良くわからんが、まあそんだけ好かれると自販機も本望だろうよ』
さてさて何を飲もうかな、ここはスカッとコーラかな、いやいやウットりイチゴミルクかな、はたまたシックり番茶かな。
そんな感じで悩んでいると。
『長いんだよいつも!!悩みすぎ!!!もうこれにしちゃえ!!!』
そう言ってマキは何が出るかランダム缶のボタンを押した。
『ちょっとマキ!それも悩んでたのに!!』
でもまあ何がでてもおいしくいただけるからいいか。
(ぽてっ)
自販機から聞こえるかな?良くわからない音が聞こえた。
『ん?ぽてっ??ガシャンじゃなくて、ぽてっ???』
そういう時もあるのかな?そんな思いで出し口に手を突っ込み飲み物を取り出した。
『『なに・・・・・・これ・・・・・・』』
2人が同時にそう発するほど不思議な事がおきた
そう、それは飲み物だが飲み物ではなかったのだ