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今日と昨日 十七歳の存在

作者: 中塩屋 治

こちらは雨。東京のほうはどうだろう。もっとも、どこの天気を心配すればよいのか。一番考えられる所として、東京を挙げたに過ぎない。晴れていて欲しいと思う。


まずは本屋へ。しばらくしてレコード屋へ。次の古本屋で時間を潰した。それから、脇道にある本屋には寄らず、元の本屋に戻った。

書誌を見付けた。これで本を調べるめどがつく。素直にうれしい。道は開けるものだ。いつも何かしら気に掛けてさえいれば。、


昨日きのう、何をしていたのか、よく思い出せないでいる。買い物に行った。本屋で本を買った。それ以前と以後のことが思い出せない。昨日が昨日でなくとも別役かまわないのである。

ペンの書き味が良くて、気持ちが良い。紙の上を滑るように駆ける。文字を書くことが楽しい。今、ぶんを書いているのではなく、文字を書いているのだ。。


ずいぶん疲労したらしい。足の裏側が痛い。懐かしい感覚。いやだ。風呂に入ると、その痛みも取れて、気分が良い。今日はよく歩いた。


今日きょうは、取り敢えずの場所を見付けた。自分の机と自分の椅子。席に着くこと。何もすることがない時、何をすればよいか分からない時、取り敢えず。

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