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[第一話]VWOの世界へ!

すぐの投稿となりましたが、本編を一話

書いてみました‼

今回は、VWOの世界に入るまでの話です。

それではどうぞ!

「ねぇねぇ、結衣も一緒にVWOやろうよ!」

それが、私の人生を変えたきっかけだった。


昔から努力ばっかりしていた。

親からは努力すれば必ず報われる、と

言われ続けていたからだ。


でも、結果は...。


何をやっても私より優れた子が必ずいた。

テストのために一生懸命勉強しても、

私より頭の良い子がいて、その子に抜かされる。

部活だってそう。

流されるように入った剣道部では筋の良かった

ものの、ずば抜けて良いわけではなく、

ずば抜けて良い子に抜かされ続けた。

一人で夜も竹刀を振り続けても。

家でトレーニングをして体力をつけたとしても。

スタートラインが違うのならば、ずば抜けて

良い子と同じ練習量では、

いくら頑張ったとしても勝つことはできない。

いつだったかは忘れてしまったが、

努力のしすぎで救急車で運ばれたこともあった。

その時、必ず親は私にどうしたのか、と聞く。

私がそのことを話すと、叱り始める。

なぜ。

どうして。

努力という言葉を出したのは、

あんた達じゃないか。

そうして私が悔しそうな顔をすると、

親は謝ってくる。

その顔が、本当に見ていたくなくて。

親の泣きそうな顔を見たい子供なんて

いないだろう?

そうすると私は、罪悪感から

「また倒れないように頑張る」

と言ってしまうのだ。

それが私の悪いところなのかもしれない。

親の表情、言葉に易々と流されるところが。


でも。

ありさから言われた言葉は、確信はないが

私を変えてくれるんじゃないか、と

思ってしまった。

これも、私の悪いところが

原因だったのだと思う。

そして私は、

「別に良いよ。ニュースでやってるやつ

だよね?ゲームの世界に入れるってやつ。」

と、やることを約束してしまった。

「そうそう‼今日丁度二人とも部活ないし、

帰り道に買いに行こーよ!」

あれ?でも、あのゲームはほとんど完売して

いて、未だに入荷未定のところが多い、

とニュースでやっていたはず。

「ふふん、ゲームなんて今更行っても残ってる

はずないって顔してますね!?」

さすが親友。なんでもお見通しか。

「んー、まぁそういうことが言いたかった。

だから、やるのはまた今度になるんじゃない?」

と、地味に残念さを出しながら言ってみた。

「ノンノンノン。甘いなぁ結衣ちゃあん。」

いや誰だよ。

「実は...。事前に二つとっておいて

もらったのだよ‼」

な、なんだって⁉まぁ、話の流れ的にそんな

もんだと思ってたけど‼

「というわけで。観念して、今日買いにいく

からね!私だって早くやりたかったのに、

結衣と一緒に始めようと思って、

ずっとまってたんだから‼」

ふふ。

「やっぱり、ありさには敵わないね。」

と、二人で同時に笑った。


~帰り道~

「よぉし、じゃあ早速買いにいくぞ‼」

と、ありさがぴょんぴょん跳ねながら

ゲーム売場の店員さんの元へ向かっていく。

五分後...

「よぉし、VWOゲット!ダッシュで帰って、

キャラ作って、早くゲーム内で合流しよ!」

と言うと、陸上選手か!と思うぐらいの

高速ダッシュで家に帰ってしまった。

「よっぽど楽しみにしてたんだなぁ...。

よし、わたしもなるべく早く帰るか!」

と、ぐぐぅ~と背伸びをして体を伸ばしてから、

ダッシュで家に帰った。


「ただいま‼」

ドアをあけて手を洗い、

リビングにいる母の元へ。

「ねぇ母さん、友達に進められたゲームが

あるんだけど、夕飯の時間までやっても良い?」

母はキョトンとして、

「あら、結衣ちゃんがゲームなんて珍しいわね。

ご飯まであと二時間あるから、それまで

ならいいわよ。」

とニッコリして言ってくれた。

「やった!夕飯の時間になったら落ちるね。」

と言い残し、階段を上がって早速取り扱い

説明書を読んだ。

「なるほど...。なんとなくわかった!」

そして私はゲーム機をつけて一言発した。

『VWOの世界へ!』

読んでいただき、ありがとうございました!

次回は早速ゲームの世界に入っていきますよ!

次もよろしくお願いします‼

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