5話
とりあえず、ここで一旦終了です。
尻切れトンボもいいところですが、もともと思いつきですから。
また、短くてごめんなさい。最後なのになぁ。
シュタイナーさんと話してから数カ月の間のことは正直曖昧です。
記憶はあるのですが、何処か薄ぼんやりと霧がかかったような感じです。
いやぁ、テンパリすぎですよね。
悩み過ぎて、かなり危ういところまでいってしまいましたが、とりあえず前向きに生きて行くことに決めました。
そもそも、それ以外に選択肢がないのですが。
この数カ月三人にはとても迷惑と心配をかけてしまいました。
今日改めて「お世話になります。宜しくお願いします」と挨拶をしておきました。その時の三人の安堵の表情をみると、とても申し訳ないです。
反面、恵まれているなと改めて実感させられました。
グレースさんたちと相談した結果、帰れないことを念頭にいれつつ、今後も帰れる可能性を探して行こうということになりました。
今後は、一人で生活していくための知識と技能・経験をまず蓄えることを第一にします。
帰る方法は時間を見つけて、長い目で続けて行くことになりました。グレースさんとシュタイナーさんも引き続き協力してくれるということで、本当に頭が上がりません。
そして、僕は正式にグレースさんを後見人とすることになりました。
なので、こちらでの名前も出来ました。
トシキ・ジオ・アスアライトです。
似合いませんよね。
純日本人の顔で、名前は横文字とか違和感ありすぎです。
いや、日系外国人の方にこれは失礼ですかね。でも、僕は醤油顔ですから。
まぁ、それは仕方ないとして。あんまり、関係ないですしね。
世界を越えてこんなところまで来てしまいましたが、とりあえず僕はうまくやっています。
今後の目標としてはとりあえず自立です。
そしてあわよくば実家に戻れればいいと思います。
かなり望みが薄いですが。
ほぼ帰れないとわかっていても、いきなりは認められないのです。ここ数カ月悩んで、漸く前向きになりましたが、ここまでが僕の限界です。
そろそろ、今日の講義がはじまります。
いかないと怒られてしまいますね。
では、また何かありましたら報告したいと思います。
ちょっと、軽すぎですかね。はじめはもう少し凹んでもらっていたのですが、なんだか作品の雰囲気に合わなくなってしまったので、変更しました。
とりあえず更新はおしまいです。
続きは要望がありましたら、考えます。
読んで下さって有難うございました。