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告白タイムの後で‥ドキドキ

和やかなムードで ちょっとしたお茶会となった


ついに目的 告白タイムとなった


「こんなに綺麗で愛らしい人だとは思わなかったよ」


「え?」 


「とても素敵だ・・」「え、あ、ああのお」


赤くなって戸惑う姿もいい それにこの手製の焼き菓子も美味だ



「・・祖父たちは私達が婚姻する事を望んでいる」「ええええっ!!!」


「祖父達は固い友情で結ばれ、互いの子供を結びつけたいらしい」


「・・・・」


そっと手を握り 私は微笑んで見せた


「心配しなくてもいい、 これは一時的な契約結婚」


「は?」


「戦いが絶えない時代、多くの戦争未亡人などが出た」


「だが、中には数年後に夫が・・無事に戻って来る者も少なくなかった」


「・・・・・・」赤くなったまま 凍り付いている


「そんな戦争未亡人達を守るために 

大昔、私達の国では一時的な清い関係で婚姻を結んだのだよ」


「まあ、多くが戻っては来なかったケースもあるが

その時は本当に妻となった者もいるようだが・・・」



「・・私は祖父達を安心させる為に 一時的に婚姻を結びたいと思っている

どうだろうか?」


「離婚の時に多くの慰謝料を支払う予定だ

君もそのお金で 安心して暮らしていけるようにする」


「必要なら離婚後も何かあったら頼ってくれ」


どうだろうか・・完璧だと思うが もしや、自尊心を傷つけたかも知れない

大丈夫か?


だが、悪くない 磨けばもっと美しくなる

本当に妻にしてもいい


心の中でそんな事を考えた。



しばらくの沈黙の後で 赤くなったままだった相手が

口を開いた。


「ぼ、僕 男ですけど・・本気ですか?

確かに同性婚とかありますけど」



「え?」


ば、馬鹿な こんな綺麗な男が存在するわけがない!!


んな馬鹿な!!!!


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