第五話 終わりなき日常
三日後・・・
この日がやってきた。
この三日間、ずっと飯を食いつづけていただけだった。
毎日暇をにしていた。
だけどやっとこ日がやってきた。
暇が無くなりそうな予感がする。
バン!!!
ドアが思いっきり開く音が聞こえた。
「この日がやってきたぞ、カリクソン」
「ああ、バルケドか」
「そろそろ、九時になるから行くぞ。」
そういうと、せっせと俺に着替えさせ行く準備をさせてきた。
「ほら、早く行くぞ。」
そういうと俺の手をつかんでミルティアまで連れて行った。
「そういえば、今日でさよならだな」
「さよなら?」
その時、バルケドが言っている意味が分からなかった。
「あれだ、バルケド」
目の前に黒い空間、デストロイがあらわれた。
「<無知人>を使うのには時間がかかる、だからどうにかしてくれ魔法ぐらい使えるだろ」
「いや、つかえない」
「えーと、このタイミングで?とりあえず呪文を教えてやるからがんばれ」
そういうと、俺に呪文が書かれた紙を渡してきた。
「えーと、キュイービ?アディス・エビレーヴ?ウィンド」
・・・
やはり何も起きなかった
「ほら、魔法使えないだろ。」
「なんか、体から湧き出来ないか?」
「いや、俺は自己魔力使えないからな。」
「じゃあ逆に中に溜める感じでやってみろ」
そういう言われたので俺は周りにある魔素を中に溜める感じでやってみた。
「キュイービ・アディス・エビレーヴ ウィンド」
体から何かが湧き出る感じがした。
だから、はきだしてみた
「おお、なんか出た。」
「それは初級風魔法だ」
「いや、それはわかったけど、なんかデストロイでかくなっているぞ」
「わかった、<無知人>の準備ができた。いくぞ」
言ったとたん、目の前からデストロイがぱっと消えた。
「もうすぐで、俺らの記憶からデストロイ関連の記憶が消える」
「その前に聞きたいのだが、さっきの『さよなら』はどういうことだ?」
「ああ、デストロイ関連の記憶が消えるから、俺らがこうしているのもデストロイがあったからだからな」
「そういうことか」
「そろそろだな」
「じゃあな、バルケ・・・」
さよならを言う前に目の前が光って目をこすると今までとは違う場所にいた。
周りにはでかい学校みたいなのが、俺は制服を着ていた。
次からは『第三章 学院での日常』が始まります。
待っている人はいないと思いますがお楽しみに!