第三話 町での日常
師匠との生活が始まると思たっが、師匠が家を貸してくれてから一度も家に来なくなり、三日がたった。
くそ師匠は家に食べ物を一つも置いてなく、俺を殺す気なのだと思った。
ギィ・・・
扉が開く音がした。
だから、俺は玄関のほうまで走っていった。
「おい!くそ師匠、何日待たせるんだ?」
玄関のところには師匠ではない男、バルケドが立っていた。
「よ、カリクソン」
「そんなに痩せこけて大丈夫か?」
「えーと、何でお前がここにいるんだ」
「いや~、あの人に行くのがめんどくさいから、代わりに家に行ってくれ。と言われたから来たんだよ」
「あのくそ師匠、人を殺す気なのか」
「まあまあ、落ち着いて、俺のいる町で食料を買いに行こう」
そういうと、バルケドの住んでいる町に向かって歩き出した。
「そういえば、バルケドの住んでいる町の名前はなんて言うんだ?」
「世界の端の町『エジェン』だ。」
「へーそういや、バルケドと師匠ってどういう関係なんだ?」
「うーん、それは魔法が使えるようになったら教えてやるよ」
この時、二人に何かあることがすぐに分かった。
「着いたぞ」
三日ぶりに来たが、外壁はやはりとても高く感じた。
俺はとりあえず、おなかがすいたから食べ物があるところに早く行きたかった。
「食べ物が売っているところに早く行こう」
「それじゃあ、市場に行こう。いろいろなものが売ってるぞ」
この世界で初めての飯だから、早く食べ行きたかった俺はバルケドをせかした。
「そんなにせかすな、ほら着いたぞ」
エジェンの市場はとても活気にあふれていた。
今思い出したが、俺は金を持っていなかった。
「バルケドすまない、金がない」
「知ってるよ、そのくらい。初めて会った時、裸だったからな」
「ありがとう、とりあえず肉が食べたい」
俺は体が肉を欲っしている感じがした。
この世界の肉を食べたことないのに、なんでだろ。
「この店はどうだ、肉の店『ミルティア』だ。」
「いいにおいがするな。」
俺は中に入ると速攻いろいろなものを頼んだ。
三日ぶりの飯はこの生活で一番おいしいと思った。
いやさすがに、気が付いてから三日しか経ってないやつが考えることではないな。
取り消そう。
「カリクソンが行きたい場所とかあるか?」
正直行きたい場所とか特になかったが、強いて言えば行きたいところは、
「俺は、外壁の上に登ってみたい。」
そういうと、バルケドは少し悩み、言った。
「いいぞ、だけど少し時間が掛かるから、ここら辺をぶらぶらしていてくれ」
「わかった。その前に今何時かわかるか?」
「わかった。」
「ん?今は九時だ」
「九時から、肉は結構きついな」
そういうと俺たちは少しの間別れた。
俺が道を歩いていると、いきなり目の前に黒い穴が現れた。
気になり触れると目の前が輝き、何も見えなくなった。