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俺の彼女が俺より数倍男らしい件について  作者: リィズ・ブランディシュカ
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03 坂月ミツキの信念



 彼女には何やら己の内に確固たる信念があるらしい。

 俺?

 俺にはないよ。

 適当にフラフラ生きてるだけだし。


 だからこそ、余計に目に入っちゃうんだよなぁ。


「仲間、見捨てて自分だけ逃げようだなんて、テメェ。それでもタマついてんのか! あ!? 潰してやろーか?」


 やめたげてぇ!

 それ大事な部分!?

 ミツキちゃん、さすがにそれは非道よ!? ひどいよ!?


 大暴れしそうな彼女を羽交い絞めにして、ぶつかってきた悪漢に「今の内に逃げろぉ! できるだけ遠くにな!」とアイコンタクト。


 大勢でつるんできたはいいけど、皆俺の彼女の恐ろしさを目にした途端逃げちゃったんだよな。

 で、目の前にいたのが逃げ遅れ。


 逃げていった最後の一人を見送ってため息。


 けど俺の彼女は、「止めんじゃねぇよ。ああいうのムナクソ悪くなんだよ」とお冠。


 女の子がクソとかいっちゃいけません。

 男でもどうかと思うけど。


 あー、こういう時は魔法の一言の出番だな。


「俺は俺の彼女に人をなぐって欲しくないんだよ。そんな野郎をなぐるためにミツキの拳が傷がついたら嫌だし」

「ばっ、ばかっ! お前はそういう事を簡単にっ。ふんっ。それなら仕方ねぇな」


 ポッと頬をそめる彼女。

 そういうとこは普通にかわいい。

 うん。

 これで分かった人は多いと思うけど。

 俺の彼女ツンデレさんなんだ。



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