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<35> ハロウィン

『Trick or Trea』今日はハロウィンですね!

なので、ハロウィンの話を書いてみました!

では、どうぞ――

『トリック・オア・トリート』


 というフレーズを聞いて思い浮かべるイベントと言えば、本日十月三十一日『ハロウィン』だろう。


 ハロウィンと言えば、コスプレをして、お菓子を渡すか、イタズラをされるかの二択をせまるイベントだ。

 そう、つまり! 恋人にイタズラできる日でもある! そのイタズラというのも、少しエッチなイタズラだ!


 なんか、このノリ……いつかの十一月十一日(ポッキーの日)を思い出すな。


 まあ、そんなことはいい。俺が言いたいのは、ただ一つ! 優奈にイタズラしたい。それも、少しエッチなやつだ。

 いや、まあ……いつも、してるっちゃしてるけど、ハロウィンじゃん? もしかしたら、前の家庭教師のときのようなコスプレをしてくれるかも知れないじゃん? コスプレ×イタズラってテンション上がるじゃん?


 優奈なら、猫耳としっぽの猫コスとか、サキュバスコスとか、いっそのこと裸体に包帯を巻いてミイラコスとか似合いそうだな。


 さーてっと、優奈を誘ってド○キーでコスプレ衣装を買いに行こう。



 優奈を呼びにリビングに行くと、なぜか、電気は点いていなく、真っ暗だった。何かあったのかと、「優奈」と呼ぶが、返事がない。


「取り敢えず電気電気」


 部屋のスイッチがある場所に行くと、突然背後から何者かに抱きつかれた。背中に二つの柔らかいものが当たっている。

 つまり、今俺は女の子に抱きつかれていることになる。というか、絶体優奈だ。だって、いつも優奈からするシャンプーの匂いがする。


「なんだよ、優奈いたのかよ」

「トリック・オア・トリート」


 ……ああ! ハロウィンか! そうか、優奈もハロウィンだから、少し怪しげな雰囲気にしようと、部屋を暗く。


「お菓子を渡すか、イタズラをされるか」

「……えーっと、優奈さん?」

「どっちにする? あきくん」

「残念なことに、今お菓子の持ち合わせがないんですが」

「だったら……イタズラだね」


 どこか、嬉しげにそう言うと、突然首を甘噛された。イタズラって、これのことか?

 まあ、別に、甘噛だからそこまで痛くないからいいけど。と思っていたら、今度はペロペロと舐め始めた。


「あの、優奈さん?」

「んっ……動いちゃダーメ」

「…………」


 おかしいなー。イタズラするはずが、逆にされているんですが。甘噛をされたと思ったら、今度は子犬みたいにペロペロと舐められるという、何とも言えないイタズラだ。


「んっ……ペロペロ……これでいいかな」

「え?」

「じゃあ……今から、あきくんの血を貰うね♡」

「血? え!? どういうイタッ!」


 今度は甘噛ではなく、本気で噛まれた。そして、噛みながらチューチューと吸われている。

 マジ!? 本当に、血を吸われてる!? 痛みに耐えながら、腕を伸ばし、部屋の電気を点ける。


「わあ! 眩しい」

「いてて、何で噛まれ……なるほど」

「えへへ! どう?」


 優奈の格好は、血のように赤いドレスを身につけ、その上に真っ黒なローブを着ていた。そう、優奈は『吸血鬼』だった。


「まさか、既にコスプレをしているとは。怖可愛いよ」

「ありがとう。えへへ」

「どうした?」

「んー? えーっとね……ちゃんと、跡がついたなって」

「跡? ……あっ!」


 俺は洗面所に行き、鏡で優奈に噛まれた首を見る。すると、そこには、くっきりと噛まれた跡と、吸われて赤くなった跡があった。


「これで、あきくんは私の眷属になったよ。これかも、ずっと一緒だね」

「眷属って……ははは」


 俺のご主人様は、少し愛が重そうだ。


「因みに、他のコスプレ衣装もあるよ。猫とかサキュバスとか。あきくんがしたかったエッチなイタズラしてもいいよ♡」

「バレていたか」

「当たり前だよ。私の眷属なんだから。考えていることは何でも分かるよ♡」

「だったら、今俺が考えていることも分かる?」

「うん。少し待ってて、すぐに着替えるから」



 今日は十月三一日――ハロウィンだ。昼は子供らしいイタズラされ、夜はお返しに、大人のイタズラをしたやった。



『Trick or Trea』

 イタズラか? お菓子か?

イタズラか?お菓子か?

十月も今日で終わり、今年も残すところ二ヶ月ですね。

さて、この小説は今年中に完結するのか?それともだらだらと来年になるのか?

それは、書いている本人次第。


よければ、ブクマと星を押していってください!

では、また!


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