<28> 夏祭りデート②
前回の少し続きと、毎度の如く終わりの優奈の話です。
ひゅ~……バーン――バババン。
夜空に綺麗な花火が打ち上がる。
それを薄暗い林の中、人が来なさそうな場所で二人で見ていた。
たまたまそこが穴場スポットだと知り、服装を整えそのまま花火を見ていた。
まさか、外でしてしまうとは。
そりゃー、少しは興味がなかったことはないけど……。
優奈はなんだか満足そうな顔をして、俺の腕に抱きついている。
「へへ。たまには、外でするのもいいね」
「そうだな」
もしかして、浴衣の下に何も着けてないのも、フランクフルトをあんな食べ方をしたのも、全て優奈の作戦だったのではないかと、今になって思うが。
まあ、結果良い思いをしたからいいや。
これで一つ夏の思い出が出来たなと思う。
花火が終わるまで、二人手を繋いでいた。
◇◆◇◆
今日はあきくんと近所の神社の夏祭りデートに行きました。
デートらしく、私は待ち合わせをしてみたくてあきくんにお願いしました。
優しいあきくんはお願いを聞いてくれて、待ち合わせになりました。
やっぱり夏祭りと言えば浴衣ですよね。
なので、浴衣を身に付けてあきくんの元に向かいます。
着ている浴衣は薄い赤色の花模様が入ったものです。
そして、これは下着のラインが出ないタイプのものです。
ですが、私はわざと下着を着けずに夏祭りに行きます。
もちろん、あきくんの元に行くまではしっかりと胸元を締めす。
神社に行くとあきくんが私だけを待っていました。
少し胸元を緩めます。こうした方があきくんは、私だけを見てくれるはずだからです。
あきくんの元に行くと、一番に可愛い、綺麗と言ってくれました!
もうこれだけで、浴衣を着てきてよかったと思います。
あきくんは私の手を取り、お祭りデートに行きます。
こういうお祭りデートで男の人から手を繋いでくれると嬉しいですよね!
そして、私たちのように甘い綿菓子を食べたり、定番のたこ焼きや焼そば、お好み焼にフランクフルトを座って食べました。
隣で熱いたこ焼きを食べてハフッて言っているあきくんが可愛かったです。
私はフランクフルトを食べます。それもわざといつもあきくんにしているようにです。
それに気付いたあきくんはジッと私を見ています。
あきくんが私だけを見ていることが嬉しいです。
その瞳にはずっと私だけを写していてほしいぐらいです。
フランクフルトを食べ終わるとあきくんに手を掴まれ薄暗い林の中へ連れ込まれます。
ふふ。エッチな気分にもでもなったゃったかな♡
私がそうなるとようにしたんですけどね♡
そのはずだったのですが、なぜか私の方がエッチな気分になっちゃいました。
いつもとは違う外で。いつもとは違う触り方をするあきくん。
私の大切なところからは、クチュと恥ずかしい音がしています。
「んぅ……ふぅ……んっ……あき……くん」
やだ……外なのに変な声がでちゃう。
「誘っておいて、外でするのに興奮してるの?」
はい♡ 私が誘ったのに私があきくんに沢山淫らな気持ちになっています♡
そして、後ろを向かされ、私は早くあきくんと一つになりたくて、外でもかまわずに愛し合えたくて、お尻を振って欲しがります♡
「んぅ~……キタァ~♡」
そして、沢山外にも関わらず愛し合い、偶然そこは花火がよく見える穴場スポットだったんです。
そこで二人で夜空に打ち上がる綺麗な花火を見ました。
とても、楽しくて愛し合えた夏祭りデートになりました。
「あきくん。夏祭りデートに誘ってくれてありがとうね♡」
少しエロくしたらいいってわけじゃないと分かっているが、なぜかなる。
これはきっと少し大胆になる夏のせいだ。
夏祭り回は終わりです。けど、夏休みは続きます。
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関係無いけど、花火したい。