<閑話2>幼き二人
ちょっと……いや、だいぶ前の投稿から期間が空いてしまった。ごめんなさい!
ちょっとした小話が思い付いたので書きました。
よかったら読んでね!
これは晃と優奈二人の幼い頃の話である。
ボクはあかいしあきら八歳です。そして、ボクのとなりにこの女の子はボクの幼馴染みのあかばねゆーなちゃんです。
ボクとゆうなちゃんは今、ボクのお部屋でおままごとをしています。
「あきくんがパパでゆうながママね」
「うん、いいよ」
「あなたおかえりなさい。ごはんにする? お風呂にする? それともわ・た・し?」
「あ……えーと、ごはんにする!」
「はーい! すぐよーいするね」
さいきん、よくおままごとをすることがあるんだけど、いつもああやってごはんかお風呂かゆーなちゃんを決めるんだ。
ボクはいつもごはんかお風呂にするけど、ゆうなちゃんにしたら何があるんだろう?
「はい、あなたあーん」
「あ、あーん」
「おいしい?」
「おいしいよ」
ゆーなちゃんはいつもこうやってあーんってします。ボクは少し恥ずかしいけど口を開けて食べます。
ごはんを食べたらお風呂に入ります。でも、本当に入るわけではないよ。
「あなた、きょーもいっしょに入りましょう」
「う、うん」
「ゆうなが洗ってあげる」
これもいつもと同じです。お風呂はゆーなちゃんといっしょに入ることなっているんだ。
でも、どうしていつもいっしょにはいるんだろう? 別にボクは一人でも頭を洗えるのに。
「あなたそろそろ寝ましょう」
「う、うん」
「……」
「ど、どうしたの?」
「おやすみのちゅー」
「またするの?」
「うん! ふーふはね、まいにち寝るまえにちゅーするんだよ?」
ゆーなちゃんはこういってるけど、ボクはしないと思うんだ。
でも、そう言っても聞いてくれないからちゅーするんだ。
そしてね、何でかわからないけどちゅーをしたら服をぬいでって言うの。なんかね、男の人と女の人が寝るまえにちゅーをしてはだかで寝たら、あ、赤ちゃんができるんだって。本当かな?
「さー! あなた、服をぬいで寝ましょう!」
「い、嫌だよ。恥ずかしいよ。ゆーなちゃんだって、ボクにその……は、はだかを見られるの嫌でしょ?」
「んー? ゆうなは別にあきくんだったら見られてもいいの? おっぱいだってさわってもいいよ? 男の人は女の子のおっぱいをさわると元気になるんだって」
「女の子がお、おっぱいって言ったらダメだと思うよ」
男の人が女の子のおっぱ……お胸をさわっても元気にならないと思うんだけど。
ゆーなちゃんはいつもふしぎなことを言います。どこでそんなことを聞くのかな。
「あらあら元気ね。二人ともお風呂沸いたから入りなさい」
「あきくんいっしょに入ろ!」
「う、うん」
「そういや、昔から優奈はませてたな」
一体、どこであんなことを覚えてきたのか。女の子はおませさんなんて言うけど、ませすぎだろ。
ある意味、今も昔も変わらないな。俺も人のこと言えないけどさ。
「あきくんお風呂沸いたよ。一緒に入ろ。私が頭の天辺から頭の爪先まで隅々まで洗ってあげる!」
「あはは……」
前言撤回。昔よりあっちの方の知識が増えまくって、ませてるって言うよりエロいでした。
実は昔からちょい?ませていたゆうなちゃんでした。
こんな幼馴染み悪くないよね?
ゴールデンウィークはヤンデレ作品を読もうぜ!
では、また! いつの日か――