<15>クリスマス 前編
ポッキーの日からだいぶ日が空いちゃった。
(;>_<;)ゴメンね!
ちょっとネタバレになるかもだけど、あきくんと優奈の夜の場面の表現とか書き方下手かも知れないけど、一応頑張ったから甘めに見てほしいです。
今日は12月24日――クリスマスだ。正確にはクリスマス・イブだけど。
今年も優奈と二人で過ごしているが、去年までとは違うところがある。それは――俺たちが恋人だって言うところだ。
去年は幼馴染みで、今年は恋人――これが意味することが分かるだろうか……そう、幼馴染みではできないことができてしまうのだ。
ここで一つ豆知識を教えよう。この時期……つまり12月24日に男女または新婚やそうではない夫婦達があることをするため、日本人はもっとも9月生まれが多いと言われている。
では、君たちに聞こう。12月24日に恋人や夫婦がすることとはなんだと思う?
みんなはもう分かったかな? 正解は……性行為だ。12月24日の21時から、翌日25日の午前3時に日本で一番性行為をする人が多いため、9月生まれが 多いのだとか。だからと言って9月生まれ全員がそうとはかぎらないからな!
現在の時刻は午後18時だ。優奈はご飯を作っていて、俺は暇している。
俺たちもするのかな……するよな……。
「あきくん、そろそろご飯できるよ」
「はーい」
今日の晩ごはんは、俺が好きなグラタンだ。クリスマスなのにグラタンだけ? と思った人もいるかもしれないが、今日はイブだからだ。朝、優奈が今日はクリスマスだからご馳走を作ると言っていたのだが、さすがに2日連続でご馳走を作るのは大変だろうと思い、俺が今日は普通のご飯でいいよと言ったからだ。優奈はあまり納得していないが感じだったけど。
普通のご飯でいいと言ったが、優奈のグラタンはすごく美味しい。マカロニも柔らかく、上にのせたチーズもいい感じにとけていて美味しい。
グラタンを食べて風呂に入った。
今日もいつも通り優奈が体を洗ってくれた。俺は洗ってくれるなら背中だけでいいと言ったが、優奈は「大丈夫全身隅々まで洗ってあげるから」と言って聞いてくれなかった。大丈夫って何が大丈夫なの。体だけじゃなく髪も洗ってくれる。
「ふぅ~。温かい」
「温かいね~」
湯船には、俺が先に入り後から優奈が入って俺にもたれかかる形になる。優奈さんの大きな双丘は浮き輪のように浮いている。軽く水をかけると谷間を流れていく。まるで小さな滝のようだ。時々こうやって遊んでいるが、優奈はとくに何も言わない。
「そろそろ出よっか」
「うん」
現在時刻は20時だ。例の時間まで残り1時間……と言っても俺も優奈もいつも通りだ。そういや、彼氏彼女の関係になって初めてのイベントだな。
20:30分……残り30分となったところで、何だか緊張してきた。優奈の方を見ると、何だかそわそわしているような様子だった。
20:50分……後10分となったところで、俺は無言で立ち上がり二階の俺の部屋に行くと、優奈もついて来た。
静かな部屋で二人並んでベッドに座っている。ピピピ、ピピピ……21時にタイマーをしていた時計が鳴った――瞬間に俺は優奈の頬に手を当て、そのまま頬を撫でるように髪の方へと手を動かし、お互いの顔を近づけキスをした。優しい軽いキスからお互いの舌を絡ます大人のキス――
キスだけで少し体が火照ってきた。初めてじゃないのに心臓がドキドキしている。髪から首へといき、軽く撫でるとビクッとした。胸に手を当てると優奈も同じようにドキドキといつもより鼓動が早い気がした。
軽く揉んだり、先を撫でたり弾いたりした。
「んんっ。あき……くん」
甘い声を漏らした。優奈の大切なところを触ると、濡れており、俺を受け入れる準備ができていた。俺のもとっくに準備はできていた。先を当て、滑るように挿入いった。
時計を見ると日付が変わり25日になっていた。時間は3時を過ぎていた。俺と優奈はと言うとベッドで息を整えていた。
少しいつもより頑張り過ぎたかもしれん。
「はぁはぁ、あきくんいつもよりすごかったね」
「優奈こそいつもより声が出てたぞ」
「そ、それはあきくんがいっぱい……求めるから……」
「それは……いつも可愛いって思ってるけど、今日は一段と可愛く見えたから」
「――っ///」
お互いことを済ませたあともイチャイチャしているうちに寝落ちしていた。
朝、目を覚ますと優奈は先に起きていたようで、目があった。いつから見てたんだ。
「おはようあきくん」
「ん、おはよう優奈」
おはようのキスをして、起き上がった。当たり前だが二人とも裸だ。
汗を流すために風呂に入った。何故か風呂が沸かされていた。まさか夜中に親が帰ってきて見られていたのか……まさかな。
風呂を出て、優奈が簡単な朝食を作ってくれた。トーストにスクランブルエッグをのせ、マヨネーズをかけてチーズをのせてからトースターで温めたものだ。
さて、今日は25日で本当のクリスマスだ。もちろんプレゼントの準備はしてある。何を買ったかはお楽しみだ。
今日はクリスマス・イブです。恋人と甘甘する日です。
朝からあきくんは平静を装っていたけど、一日中チラチラわたしを見ていたね。今日、一日中あきくんの頭の中はわたしでいっぱいで、わたしと愛し合うことばかり考えていたよね♡ わたしもいつもあきくんのことばかり考えているけど、今日はいつも以上にあきくんのことで頭がいっぱいになって、もうあきくんのことしか、あきくんといっぱい甘甘な日にすることしか、あきくんといつも以上に愛し合うことしか、考えられなかったよ。まるであきくんはわたしにとって薬物みたいだよ♡
今日作った特製『愛がたくさん入った愛情増し増し増し……グラタン』美味しいって言ってくれたね♡ 名前の通り『愛』を隠し味にいつも以上に頑張ってたくさん入れたから美味しいって言ってくれてすごくすごくうれしかったよ♡ 『愛』を入れすぎてグラタンの味より『愛』の味の方が濃かったかもしれない。はぁ~♡ あきくんの体がわたしの『愛』で骨になって、血になって、肉になっているって思うと――恋しくて……愛おしくて……食べちゃいたいぐらいだよ。わたしの『愛』でできたあきくんの肉や血や骨に変えられ、それをわたしが食べて、身体中を皮膚も肉も血や骨も内臓もあきくんで作るの。そしたら、ずっとわたしたちはひとつになれるのにね……あきくん。
でも、きっとあきくんの人肌を恋しくなっちゃうね。だからね、あきくん毎日唾液でも血でもいいから、飲ませて欲しいの。あきくんばかりわたしのを飲むのはずるいよ。
そしたら、わたしは寂しくないと思うの。時々――隣に居るの遠く感じるときがあるの。どうしてかな? いつも前にあきくんがいる気がして――隣に歩こうとしても、あきくんは先に行っちゃうの。現実のあきくんはずっと隣にいてくれるのにね――
わたしが選んだプレゼントは、きっとそういう想いが無意識に出て選んだのかも知れないね――
はやくわたしを隣で歩かしてね……あきくん♡
夜の場面どうでした? 下手だったかもだけど、最後まで読んでくれてありがとうございます。
後編は、ちょっと書き直したら出します!
もしかしたらまた日が空くかもだけど……
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では、また後編で――――