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<8>夏休み②「二人の一日」

 今日から二週間あき君と一つ屋根の下暮らしです。

 私は二週間と言わず、このままずっとあき君と一緒に生活したいですね。


 あき君は家に居てくれるだけで私は幸せです。

 私が養って、三食私が作ったご飯を食べて、夜は一緒にお風呂も入って体も私が洗ってあげて、そのままベッドであき君と愛し合う。


「あき君との生活を妄想していたら、あき君の朝の寝顔を撮る時間が無くなっちゃう」


 私は幸せな妄想をやめて、静かに階段を上がってあき君のお部屋まで来ました。


「zzz」

「今日もあき君は可愛いな~」

カシャッ

「う~ん」

「よーしよーしまだ寝てていいよ」ナデナデ

「zzz」


 あ、危なかった‼

 私としたことが普通のカメラで撮っちゃった。

 今度はちゃんと無音カメラで撮らなきゃ。


「あき君今日もサイコーだよ」

たくさん写真を撮ったあとは朝ごはんを作ります。

「あき君は何がいいかな?」


 昨日あき君何か言ってたかな。


「あき君朝ごはん何がいい?」

「んー、食パンの甘いやつ」

「フレンチトースト?」

「うん、それでいいよ」

「分かった。朝作るね」

「うん」


「フレンチトーストが食べたいって言ってたね」

「よし作ろう!」


 まずは卵を混ぜて、牛乳と砂糖を入れて混ぜます。

 この作った卵液の中に隠し味を入れます。

 あとは食パンを何分か浸して染み込ませます。

 最後はフライパンにバターを入れて焼くだけです。


「完成」

「あき君を起こしに行かなきゃ」

「あき君朝ごはんできたよ」

「う~ん。眠い~」

「よしよし」ナデナデ


 ムニュ~。


 あき君が私に私のお胸に甘えてる。

 ふふ。可愛い、いっぱい甘えていいよ。

 あき君がもっと甘えたいんなら私のお胸を吸ってもいいよ。

 えへへ。あき君が私のお胸を。


「お腹空いた」

「朝ごはん作ったから一緒に食べよ」

「うん」

「「いただきます」」

「どう?」

「美味しいよ」

「本当?美味しくなかったら作り直すよ?」

「だ、大丈夫すごく美味しいから」

「そっか良かった。美味しくないご飯なんてあき君に食べさせられないもん」

「あき君のお母様はいいけど、私以外の女が作ったものもダメだよ」

「う、うん」


 たまに優奈ってなんか目に影が入るんだよな。

 髪が長いからか?


「今日はどうやって過ごすのあき君?」

「うーん母さんたちも居ないしな」

「そうだね、二人っきりだね」

「どこも行くところも無いし。優奈はなんかないのかしたいこと?」

「私はあき君と一緒にいられるだけで十分だよ」

本当はあき君とイチャイチャラブラブもしたいけどね。

「何もすることねー」

「夏休みの宿題はやらないの?」

「そー言えばあったな宿題」

「宿題は夏休み前に配られるから、夏休みまでに終わらせようと思えば終わるよ」

「優奈は終わったのか?」

「うん。終わったよ」


 あき君といる時間を増やしたいから。


「早いなー」


 宿題見せてと言ったら見せてくれるかな。

 小学生の頃も中学生の頃も見せてくれたけど。

 さすがに高校生になったら自分でやれーとか言われるよな。


「なあ優奈」

「なに?」

「し、宿題見せてくれない?」


 まあ無理だろうな……。


「いいよ」


 ほら、やっぱりダメって……。え?


「え、いいの!」

「うん。別にいいよ」

「ありがとう!」

「今からする?」

「うん」

「じゃ持ってくるね」

「俺も準備して待ってるよ」


 まさか見せてくれるとは思わなかった。

 俺はいい幼馴染みを持ったな。


「今年も早く終わらせておいて良かった」


 小学生の時も中学生の時もあき君と少しでも一緒にいたくて終わらせておいたからね。


「あき君のためなら何でもするよ。あき君と一緒にいれるなら何でもするよ」


 あき君は私の王子様で恋人で。


「ダンナ様」


 ふふ。はやく結婚したいなー。


「おっと、はやく宿題持って行かなきゃ。あき君が私を待ってる」


 私だけを待ってる。


「あき君宿題持って来たよ」

「zzz」

「あき君寝ちゃってる」


 ――可愛い。


「う~ん」


 あき君何だか寝にくそうだな。

 そうだ。膝枕してあげよ。


「これでよく寝れるかな」

「zzz」

「ふふ。私の膝枕でいっぱい寝てていいよ」ナデナデ

「ゆ~な~ムニャムニャ」


 夢の中でも私といるのか。

もしそうだったら嬉しいな。


「ふわ~ぁやば寝てた」

「ふふ。いっぱい寝てたね」

「ごめん。宿題するはずが」

「ううん。いいよ」

「もしかしてずっと膝枕してくれてたの?」

「うん。そうだよ」

「なんかいろいろごめん」

「別に謝らなくていいよ」


 近くで可愛い寝顔いっぱい見れたし。他にもいろいろ。


「じゃ夜ご飯作るね」

「うん」


 ふわーぁ。宿題見せてもらうはずが寝ちゃったな。

 優奈は怒って無さそうだったけど。

 なんかほっぺに違和感があるんだよな。

 ちょっと湿った感じもしなくもないような?


「夜ご飯できたよ」

「美味しそー」

「「いただきます」」

「美味しい」

「良かった」


「「ごちそうさまでした」」

「お風呂沸かしてくるね」

「それぐらい俺がするよ?」

「あき君は座ってテレビでも見てて」

「う、うん」

なんかいろいろやってもらってばっかりだな。

「沸かしてきたよ」

「ありがとう」

「ついでにタオルや着替えも準備しておいたから沸いたらすぐ入れるよ」

「そこまでしてくれなくても」

「私がしたくてしてるだけだからあき君は気にしなくていいよ」

「そ、そっか」

「うん!」


『お風呂が沸きました』

「お風呂沸いたってあき君入ってきたら?」

「優奈が先に入っていいよ」

「私はまだ洗い物があるから」

「そっかじゃ先に入るよ」

「うん」


「本当に準備してる」


 わざわざ畳んで置いてるし。


「はぁーお風呂はゆっくりできるな」


 優奈は至れり尽くせりだな。

 優奈って絶対世話焼きだろうな。


「あき君入るよー」

「え!ちょっと」

「背中流してあげる」

「なんで前隠してないんだよ!」

「別にあき君になら見られても平気だよ」

「何言ってんだよばか」

「ほらほら背中洗うから座って」

「もう分かったよ」

「痒いところはない?」

「うん」

「じゃこのまま洗うね」

「うん」


 ムニュ~。


「よいしょよいしょ」

「ちょ、ちょっと優奈さん!」

「うん?どうしたの?」

「背中にやわらかいものが」

「気持ちいい?」

「ま、まあ気持ちいいけどさ」

「良かった。腕も洗うね」

「え!」


 ゆ、優奈の胸に腕が挟まれてる。

 前以外は優奈に洗ってもらった。もちろん髪もだ。

逆に俺は優奈の背中だけを洗った。

優奈は「前も洗って~」と言われたがさすがに無理だ。


「ふぅ~、一緒に入るの5年と4ヵ月ぶりぐらいだね」

「そうだっけ」


 よくそんな細かく覚えてるな。


「昔はよく一緒に入ってたけど5年生になったら急に入ってくれなくなったよ」

「高学年になったら恥ずかしさもあるよ」

「私も恥ずかしさもあるけどあき君になら別にいいんだけどなー」

「俺でもダメな気がするけど」

「でも今日から二週間毎日一緒に入れるね」

「え、毎日一緒に入るの!」

「ダメ?」

「もう好きにしてくれ」

「やった!」


 お風呂を上がったら髪を乾かしてくれた。


「お風呂も入ったしあとは寝るだけだね」

「うん」


 俺たちは適当にテレビを見て夜を過ごした。


「ふわ~ぁ」

「そろそろ寝る?」

「うん」

「じゃ寝よっか」


「あの優奈」

「うん?」

「なんで俺のベッドで寝てるの」

「一緒に寝たいから」

「俺の部屋に布団敷いたんだから一緒に寝てるじゃん」

「一緒の布団で寝たいの。ダメ?」

「別にいいけどさ」

「やった!じゃお休みなさい」

「お休み」


 今日はおはようからお休みまであき君一緒に過ごせて幸せだった。

 お昼寝の寝顔も可愛かった。

 ついついほっぺにいっぱいキスしちゃった。

 ヨダレも舐めちゃった。美味しかったです。


 お風呂も一緒に入れたし、あき君の驚いた顔や照れた顔も見れて良かった。

 ちょっと興奮しちゃってお胸を使って体を洗っちゃたな。少し大胆だったかな。

 お胸で体を洗ってるとき少し前見えたけどあき君の少し大きくなってた気がする。

 私で興奮してくれたのかな。そうだったら嬉しいな。


 ご飯も美味しいって言ってくれたし、いつか隠し味も教えちゃおっかな。

 前はご飯だけだったけど、最近は飲み物にも入れてるだ。

 美味しいって言って飲んでくれてるよね。

 喜ぶかな隠し味が私の××や××を入れてるって言ったら。


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