現実世界は嘘で終わり、異世界生活が始まる
小説なんて書くのは初めてなので生温かい目で末永く見守ってもらえると嬉しいです
陽炎がこれでもかと言うほど照り付けてくる夏の路地裏
「待ちやがれ!よくも騙しやがったな!盗んだものを返しやがれ!」
「はぁ?俺は何も盗っちゃいねぇぜ?証拠でもあんのかよ脳筋さんよ」
「ぐっ・・証拠は、ない。けど、テメーは【ダウト】って呼ばれてるらしいじゃねーか!それが何よりもの証拠だ!!」
やめろ。そのあだ名は好きじゃない。かっこよくない。
「お~。そのあだ名まで辿り着けたのか。いやぁ~俺そのあだ名好きだから知られて嬉しいぜ。でも・・残念ながらもうタイムアップだ。実は俺の親父はヤクザでさ~。もう呼んであるんだよなぁ~」
その瞬間、路地裏の曲がり角から《仕掛けた》モノが作動する。
『おい!あいつの言ってたやつはどこだ!?』 『こっちです!!』
「ハハハ!さぁ!どうする?俺の親父にボコられるか⁉今、尻尾をまいて逃げるなら見逃してやるぜ?」
「くっ・・・次会ったら殺す・・・」
そういって人相の悪い男が逃げていく。まぁ、人相が悪いというのは人の事言えないけど。
「さて、《仕掛け》を回収しに行くか」
そう言って俺は路地裏を出たすぐの所で自分のスマホを拾う。あの脳筋男の財布を盗んだ時から襲われることは分かっていた。だから事前にどっかの知らないヤクザが喋ってた言葉を録音しておいて正解だった。
俺、夏目真は16歳ながら詐欺師で悪党で犯罪者だ。要するにどこにでもいるクズである。
「さ~て、この戦利品でどっかうまい物でも食うか!」
と、振り返った瞬間、目の前には見たこともない風景が広がっていた。
これが夏目真の何の脈絡も無く、何の知らせも無く、何のヒントもない最初で最後の異世界転生物語だ。
いやぁ~、みなさんどうも初めまして!
一話は書いた本人でも「面白くなくね?」って思えるような出来でしたがなんせ文字数やらなんやらと大人の事情で仕方なっかたのです。はい、言い訳です。ごめんなさい。これから頑張って面白くするつもりなので応援よろしくです