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この作品には 〔ガールズラブ要素〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

君がいる日常。

衝動と葛藤と。

作者: SYULI

時折、自分の欲望に忠実になって

今後の世界も社会的関係も顧みずに

君にぶつかってみたいと思うの


耳朶を噛んでみたら君は驚いて固まるかな。


そんな君の頬に追い討ちを掛けるようにキスをして、

君の思考が停止しているうちに立ち去りたい。


そのあと、君はどうするかな。


二度と会えないのなら、立ち去るまえにごめんねって、好きだったよって言ったほうが後悔しないかも知れない。


でももしこの先も関係が続くのなら、酔ってたとか、自暴自棄になってたとか、白々しい嘘をつく余地を残しておきたい。


君と出逢ったこの場所は、離れても私たちにずっと付いてくる箔の1つだから、私が君に対して行動をとったら、私は今まで生きてきた居場所も友人関係も社会的立場も全て失うだろう。


君は優しいから何も言わないかもしれないけれど、私はどんな顔をしてその場所に近づけば良いのか分からないから、二度と足を踏み入れるつもりはない。



今行動することのデメリットは幾らでも解っているのに、

どうしても何度も衝動は沸き起こってくる。


君と一緒にいて、今まで耐えてきたけれど、いつ自分がその衝動に負けるかと思うと、その恐怖に押し潰されそうになる。それなら自分から壊してみたいとさえ思ってしまう。



いっそ君とは関係無い誰かに壊されたい。

でも君では無い誰かという存在が、視線が、手が、気持ち悪くて、怖くて、逃げてしまうだけだろう。



壊すか、

壊されるか、


2択だとしたらどちらが正しいのだろう



やっぱり君には幸せでいて欲しいし、

せめて君の中だけでも私との思い出を綺麗なまま残しておきたいから

誰か私を壊してくれないかな、




なんて、出来もしないのに。

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