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魔王を倒した最強治癒士、追放されたので辺境でのんびり暮らしたい〜俺の過去を知らない弟子が"お師匠様は本当はすごい人なんですよね?"と詰め寄って来る〜

作者:こうと
魔王を倒した――治癒士を除いて生き残りはいなかった。
最後に生き残ったのは、補助職の治癒士・レオン。
誰よりも仲間を癒し、支え、彼らの想いを胸に勝利を果たした。

だが、王都で待っていたのは歓喜ではなく、冷遇だった。

「生き残ったのはお前だけ。魔王と通じていたに違いない」

その一言で、全ての功績と名誉を奪われ、冤罪のままレオンは追放されてしまう。

失意のなか辿り着いたのは、辺境の片田舎。
誰にも知られず、静かに生きていくはずだった。
……そんなある日、彼の前にひとりの少女が現れる。

「私、魔法がどうしても使えるようになりたいんです!」

才能ゼロと周囲に蔑まれてきた少女・ミナ。
だが教えてみれば、彼女の中には確かに“創造”の素質が眠っていた。

「お師匠様!」「お師匠様は、なんでこんなにすごいのに無名なんですか!?」
「……そんな大したもんじゃないさ。ただの田舎のオッサンだよ」

過去を語るつもりはない。英雄の名も、功績も、墓の下に埋めた。
けれど――

「私、もっと学びたいです! お師匠様の“癒し”って、あったかいから……!」

純粋なミナのまなざしに、かつての仲間たちの姿が重なる。
これは、裏切られた最強治癒士が、辺境で“未来”を癒していく物語。
そしていつか、少女は知ることになる。
この男こそが、魔王を倒し、世界を救った“英雄”だったということを。
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