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あと少し!

夕食も一人で食べた後、一度部屋に戻りイオたちもいなくなってから、メモを残して、私は誰にも気づかれないように、こっそりカイヤの家に行った。


「カイヤ!タイスはどうですか?」


家につき、ノックをするとすぐにカイヤは出てきてくれて、家へ上げてくれた。


「大きさが2.5倍ほど大きくなりましたよ」


部屋へ着くと、カイヤは豆が入っている鍋を見せてくれた。

私はタイスを一つ手に取り、観察した。


「わぁ!大きくなりましたね!……うん、しわがないから大丈夫!じゃあ次ですが、別の鍋にこの鍋と同じだけの水を沸騰させます」


カイヤは頷くと今使っている鍋より少し大きい鍋を出し、水を入れ蓋をして火をつけた。カイヤがしている間に私は豆を自ら取り出すためにザルを探した。


「あ、このザルを使ってもいいですか?」


「えぇ、構いませんよ。あぁ、水を捨てるのは儂がしましょう」


「ありがとう!優しく水を捨ててくださいね!」


カイヤはその言葉に頷くとゆっくり水を捨ててくれた。




それから暫くして水が沸騰したので、火を弱火にしてもらいゆっくりとタイスを入れた。


「これで1時間ぐらい火にかけます。途中でお湯が濁るのでその濁ったのを取って、お湯が少なくなったら水を入れます」


「ふむ、なかなか手間がかかりますな」


「もう少し簡単にできる方法もあると思うんですけど、今は時間をかけて食べれるようにしましょう!食べれることが分かれば時間短縮出来るように研究しましょう!」


私がそう言うとカイヤも頷いてくれた。


それから1時間はカイヤがアクを取り、私が水を用意して、カイヤが水を入れるという作業を繰り返した。



1時間経った時、私はカイヤにタイスを一粒鍋から取り出してもらい、芯が残っていないか確認した。


「よし!白い芯がないから茹で上がった!冷ましましょう!タイスを鍋から出すんだけど、このタイスを茹でた汁も必要なので、水につけていたときに使った鍋にザルを入れて、そこにタイスを優しく入れてください」


私がそう言うとカイヤは火を止め、私が言った工程を守ってくれた。水を切ったタイスはテーブルの上に置いて、粗熱を取る準備をした。


「このままでも食べれますかな?」


「うーん、この熱いのが冷めたら食べられます。このまま食べても美味しさ半減ですよ。きっと」


「そうですか。では、今までの記録を書くとしましょう」


カイヤはそう言うと、朝に書いていた羊皮紙の続きに書き足した。



時間の短縮は課題だね。

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