まだまだ時間はある!
後一つはなんだっけ?
カイヤから紙とペンを受け取ると、箇条書きで書き出した。
「発電は、原子力発電、火力発電、風力発電、水力発電、あー、太陽光発電……。あれ?もう一つあった気がするけど……?まぁいいや。えっと、原子力発電はNG。あるか分からないし、あっても扱い方を間違えると大変なことになるから……。火力発電は、温暖化?になる?。海の近くだから、風力発電か、水力発電、太陽光発電がいいよね」
私は電力の種類を書くと、◯と×を書き、◯は方法を書き足した。
次にどうやって電力をつくるのかを書いた。
(風力発電は、風の力で、えーっと、あの、風車! 風車で……、どうするんだ?あれ?風力発電ってどうするんだろう……。)
「よければ、絵を描いてもらえますかな?」
「ん?あ、わかりました!えっと、まずこういう柱があって、この羽根が風を受けて回るんです。その風を使って電気……エネルギー?を作り出すんです。ただ、この風を受けた後、どうやってエネルギーに変換できるかがわからなくて……」
私は紙に絵を描き、説明文を書くとカイヤは考え込んでしまった。
「このエネルギーを使って、地下から海水を汲み上げるんです。それから海水を集めてこういった棒で不純物を取れる装置を作って、その次に加熱させて、あ、この加熱も風で作ったエネルギーでします。そして水分がなくなったらセレの完成なんです……」
私は工程もイラストで描きながら説明した。
「……なかなか複雑な工程ですな。では、一度実験してみましょうか」
「実験?」
「まずは、このエネルギーを作れるかを実験しましょう。それから、セレを作る実験をしましょう。」
「でも、このエネルギーを作るための知識は、私にはないですよ?」
「良いですかな。1人で考えても分からなければ、2人、3人と一緒に考える人を増やせば良いのです。増やすことで知識を補うことができる。お坊っちゃまと儂だけでは分からなければ、こういった発明好きを巻き込めば良いのですよ」
カイヤはそう言うといたずらっ子のようにウィンクした。
「発明好き?」
「えぇ、その者は街におりますからな。後ほど文を出し、明日には屋敷に来るように手筈をしましょう」
「!うん!私もお母様に客人が来ることを伝えます!」
「では、一度お坊っちゃまは部屋にお戻りなさい。タイスを水につけておくまで、まだ時間がかかりますからな。」
私はカイヤに言われて時計を見るとまだ3時間しか経っていなかった。
「わかりました!では、それまでは私も部屋でセレの作り方とかを考えています!」
私がそう言うとカイヤは頷いた。
そして私はカイヤの家から自分の部屋へ戻った。




