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俺は、三つ子幼女のお兄ちゃんになりました  作者: イズミント
第1部

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51/232

51 幕間~悪山達の真の末路と亜里沙の新たな一歩~

いつも閲覧ありがとうございます。

これで第1部はおしまいです。

「くそぅ……、何で俺がこんな目に……」


「うう……、悪山くん……」


 ごみの山にて自暴自棄を起こした後のような変わり果てた様子で佇んでいるのは、悪山(わるやま) 条治(じょうじ)と見た目至上主義の女の代表の葛埼(くずさき) 千冬(ちふゆ)

 羽田 亜里沙と気に食わない彼方が付き合っているのを知り、あらゆる手段を使って別れさせ自分と付き合わせた。


 正確には、祖父が仕掛けた敵対的TOBを阻止させた要因の桂川 勝次という天才弁護士を敵視しており、その矛先が息子の彼方にまで向けられたのだが。

 だが、勝次の矛先は別の所から突き立てられ、長い時間を掛けて浸食された格好となり、結果ご覧の通りの破産という流れになったのだ。

 亜里沙の両親が追放、絶縁したことを精神的虐待の疑いがあるとして通報した千冬の母親は、千冬と千冬の父が悪山とつるんでいるのを知らなかったようで、今回の件で親権を放棄し離婚したようだ。

 その結果、千冬は父と暮らすことになったが、世間の目に耐えられない上に借金をしているので取り立て屋から逃げ回っているうちに父とはぐれて、条治と再会して今に至る。


「あの弁護士……俺をここまでコケにするなんて……許せない! くそっ……」


 条治が八つ当たり気味に拳を振りかざした所、誰かに当たった感触があった。


「いってぇなぁ。 何してくれとんじゃ、ワレぇ」


「「ひぃっ!!」」


 振り返ると、ガラの悪いヤンキーが複数取り囲んでいて、無意識に条治が殴ったのはそのリーダー格だった。

 あまりの威圧に条治と千冬が恐怖に震える。


「俺の顔を殴ったんだ。 落とし前をつけてもらわねぇとな。 そこの女もろとも『可愛がって』やるぜぇ」


「は、離せぇ!!」


「いやあっ、離して、スカート捲らないでぇ!!」


 複数の男が条治と千冬を人気のない場所に連れて行く。

 特に千冬は手ぶらの男にスカートを捲られ続けながらだった。


 そして……。


「ぎゃあぁぁぁぁ! 鼻が、腕がぁぁぁ!!」


「いやあぁぁぁ! 服を脱がさないで、犯さないでぇぇ!!」


 騒ぎを聞きつけて警察が駆けつけるまでこの惨劇は続いたという。



◇◇◇◇◇



 一方、ある女性に家族にならないかと言われた亜里沙は、それしか道がないと悟り、その誘いを受けた。

 そして、ホテルの一室で亜里沙は女性から色々な話を聞いた。

 

 女性は小梅崎財閥の現在の当主の妹で、勝次の友人の一人だという。

 そして、彼女は拠点を山口県の下関市に置いて運営している直系の子会社の社長でもあるという。

 さらには、亜里沙には今後は名前を変えて、養子縁組を結んで女性の家族として第二の人生を歩んでもらうという事だった。

 亜里沙はそれを了承し、翌朝の専用の車で下関に向かい、色々な手続きをしてもらった。

 

「これが……、新しい私?」


「ええ、そうよ。 今日からあなたは木下(きのした) 亜理紗(ありさ)として生きていくのよ」


(下の名前、変わってない気がするけど……)


 木下 亜理紗。

 それが彼女の新たなる名前。

 社長である木下(きのした) 玖瑠美(くるみ)の娘として第二の人生を歩むための証。

 そして容姿もロングヘアからセミロングに、顔も少し整形してより美少女になっていた。


「さぁ、生まれ変わった事だし、他の家族にも紹介するわよ。 既に話は通しているから」


「あ、は、はい……」


「最初が肝心よ。 元気一杯に自己紹介していきましょう」


「そうですね」


 過去の十字架は背負いつつ、新しい人生をスタートさせる。

 こんな自分を差し伸べてくれた手を離さないように、木下 亜理紗は新たな一歩を今、踏み出した。



次回の更新で第2部に入る予定ですが、人物紹介を先に入れるかも。


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