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俺は、三つ子幼女のお兄ちゃんになりました  作者: イズミント
第1部

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45 ふれあい交流会 その1

いつも閲覧ありがとうございます。

 期末テストが終わっておよそ一週間が経った。

 テストの結果については何とかいい成績を収める事が出来たようでホッとしている。

 花蓮も同様にホッとしていたようだ。

 成績が悪く、赤点を取ってしまうと補習があるので、その分三つ子と遊べない可能性もあったのでこれで安心だろう。

 

 そんな俺や花蓮がいるクラスは、現在『あいの山保育園』に向かっている最中だ。

 何せ今日は金曜日、『あいの山学園』の恒例行事であるふれあい交流会を行うのだ。

 これは、俺達高校生や中学生が、幼い子供と触れ合う事で命の大切さを学んで欲しいという目的のために年に4回開催されているとか。


「しかし、こんな時間に陽愛ちゃん達のいる保育園に行く事になるなんてねぇ」


「俺もびっくりしてるよ。 やはり同じ『あいの山』を冠してるからやりやすいのかもな」


 花蓮もやはり陽愛達がいる場所でふれあい交流会をやるとは思ってなかったようだ。

 ただ、同じ『あいの山』を冠しており、かつ理事長の姉が園長を務めているのだからその面ではやりやすいのだろうな。


「さぁ、到着したよー」


 甘ったるい声色の担任の声で我に帰る俺達。

 どうやら到着したようだ。


「今日はここあいの山保育園でのふれあい交流会を行います。 保育士さんの話をよく聞いて子供とのふれあいをするようにしてくださいねー」


 門の前で担任からの説明を受けて、担任が園長や保育士と話をする。

 それでようやく中に入ることができるらしい。

 まぁ、俺と花蓮も出迎えの際は門の前で待ってたしなぁ。

 そう考えながら、担任の後について門をくぐっていくと……。


「あら、彼方くんに花蓮ちゃん」


「あ、いつも出迎えの時に話しかけてくれてる保育士のお姉さん」


「どうもです」


「驚いたわ、あなた達もこのクラスなのね」


「ええ、俺も驚いてますから」


 俺と花蓮が時々陽愛達を出迎えに行く時にいつも話しかけてくれる保育士のお姉さんが声を掛けて来た。

 俺達が今回の交流会を行うクラスの中にいた事に多少驚いていたようだった。


「彼方くんと花蓮ちゃん。 今日の交流会はは陽愛ちゃん達とそのお友達と触れ合って欲しいの」


「大丈夫なんですか?」


「ええ、園長も妹さんから彼方くんの事を聞いているから、担任に改めて伝えているはずだから」


「分かりました」


「陽愛ちゃん達にもお友達がいたんですね」


「元々明るく人懐っこい子たちだから、友達も多いの」


「へぇ」


「何じゃ何じゃ、そなたらここを知っておったのか?」


 保育士のお姉さんとそんな話をしていると、のじゃ委員長こと旭川(あさひかわ) (しずく)が割り込んできた。


「ああ、俺の父の再婚相手の子がここで預かってもらってるから」


「なんだかんだでいいお兄ちゃんしてるからね」


「むむぅ。 妾は別の子たちとの触れ合いじゃからうらやましいのぉ」


「三つ子の友達の何人かとも触れ合うからそこまで羨ましがることはないだろう?」


「妾のグループは2歳児の子たちとの触れ合いなのじゃ」


「ああ、イヤイヤ期まっしぐらの……」


「はーい、これから交流会を始めますよ。 それぞれ指定された場所に子供たちが待ってますからね」


 のじゃ委員長とも話をしていると、担任が交流会の開始宣言をした。

 さて、俺も陽愛達の元へ行かないとな……。



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