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俺は、三つ子幼女のお兄ちゃんになりました  作者: イズミント
第1部

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25 プレゼントを買いに行こう その1

いつも閲覧ありがとうございます。

「さて、これでいいかな」


「悪いな、花蓮。 手伝ってもらって」


「構わないよ。 私もあの子達にプレゼントを用意したかったしね」


 俺と花蓮は、今荷物を持ちながら俺の自宅に帰る最中だ。

 俺の両手にはぬいぐるみを、花蓮もぬいぐるみとある荷物を持っている。

 何故かと言うと……。


「帰って来たら、陽愛ちゃん達のお誕生日パーティーをするんだよね」


「ああ、母さんが陽愛達を連れて公園に遊んでいる最中だし、父さんはケーキを買いに行ったからな」


 そう、今日は陽愛達の誕生日で、今日から4歳になる。

 再婚の時から、陽愛達は自分で服を着替えたりできているし、イヤイヤ期がないのも、その時は既に3歳になっていたので納得している。

 そして、今日から4歳。

 まだ、ぬいぐるみが好まれる年齢だからとホビーショップでぬいぐるみを、帰り道にアクセサリーショップで、花蓮が幼児向けのアクセサリーを買った。


「しかし、絶妙なタイミングで花蓮が来てくれるなんてな」


「あはは、せっかくのゴールデンウィークの最終日だしね。 まさか、陽愛ちゃん達の誕生日が今日なのは予想外だったけど」


 そう話しながら、花蓮と俺は朝の事を思い浮かべていた。


◇◇◇◇◇


「うーん……」


 ゴールデンウィーク最終日の朝、俺は父さんから今日が陽愛達の誕生日だと知ってから、溜め込んでいたお金とにらめっこしていた。

 なお、朝起きたら陽愛達と由佳里母さんがいなかったが、父さんが外に公園に行かせたらしい。


「幼い子の誕生日プレゼントを買った事がないからなぁ。 陽愛達は何が喜ばれるんだろうなぁ……」


 俺は幼馴染み以外の相手の誕生日プレゼントを渡した事がない。

 さらに、幼い子の誕生日プレゼントだ。

 何が喜ばれるのか、全くわからないのでかなり悩んだ。

 溜め込んだお金はたんまりあるんだがなぁ……。


「ん?」


 そう考えていたら、インターホンが鳴ったので、玄関に行く。


「あれ、花蓮?」


『ヤッホー、彼方くん』


 モニターで確認したら花蓮だったので、ドアを開けて入れさせる。


「びっくりしたな。 今日、花蓮が来るなんて」


「せっかくのゴールデンウィーク最終日だしね。 陽愛ちゃん達は?」


「今、母さんと一緒に公園で遊んでいる最中だ」


「そっか。 で、何か悩んでたのかい?」


「ああ、今日が陽愛達の誕生日だって知ったからな。 とにかく上がってくれ」


「あ、うん」


 このまま居させるのも悪いので、ひとまず上がらせる。

 そして、自分の部屋に連れて行き、そこで陽愛達の誕生日が今日であることを改めて話した。


「陽愛ちゃん達の誕生日かぁ。 そういえば三つ子だったもんね」


「そうさ。 俺も父さんから教えられたばかりでな。 あの子たちに何をプレゼントすればいいか、悩んでたんだ」


「ああ、どうりで。 何で部屋に貯金箱が置きっぱなしになっているのかなって思ってたけど……」


 自分の部屋で、陽愛達にどんなものをプレゼントすればいいかを悩んでた事を打ち明けた。

 花蓮は部屋に入る前に置きっぱなしだった貯金箱を見て疑問に思ったようだが、今の話で理解したようだ。


「陽愛ちゃん達は、今日の誕生日で4歳になるんだっけ?」


「ああ、父さんと母さんが再婚して家族になった時は3歳だったからな」


「だったら、ぬいぐるみなどがいいんじゃない? 後はおもちゃとか」


「ぬいぐるみかおもちゃか……」


「あいの山学園近辺にホビーショップがあるから、そこで何を買うか決めたらどうだい?」


「そうだな。 実際に見て決めた方がいいかもな」


「決まりだね。 じゃあ早速そこに行こう。 私も手伝うから」


 こうして、俺と花蓮は陽愛達の誕生日プレゼントを買うためにまずホビーショップに向かう事となった。


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