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7,予感的中

久々の更新。


みっっじかいです何か説明回になりました。

短いです御免なさい。

護衛の騎士は、護衛対象を日夜問わず守護するのが仕事だ。


けれど、彼らも人間なのだから休息が要る。

しかし、彼らは何かがあれば直ぐに駆け付けなければならない身。一々王城外の家になど返してしまえば緊急時に困る事になる。


そこで作られたのが兵舎。

王族の信頼を得て部屋を与えられでもしない限りは、護衛騎士達はそこで暮らす。

尤も、家族の居る者だって居るので、そういう場合は休日に家に帰るのだ。


兵舎は基本的に所属部隊毎に分けられていて、王城内外に建っている。

王城内には近衛騎士の兵舎と護衛騎士の兵舎が。

王城外には第一騎士団を始めとした各騎士団と各魔法師団の兵舎があるが、此方(こちら)は強制では無い。

まぁ、城下に部屋を借りるよりも圧倒的に安価であるし、王城外と言っても直ぐ近くなので殆どが兵舎暮らしなのだけれど。

(ちな)みに、騎士団長と魔法師団長は王城内に部屋が与えられるし、研究職の方々は自主的泊まり込みばかりなので専用の舎が作られていたりする。

(つい)でに言えば、一口に王城と言っても私達が暮らす部分や執務に関する部屋が集まる部分など様々であり、居住区域は(しっか)り警護されている。



まぁ兎に角、だ。

幾つかある兵舎の内、護衛騎士の暮らす兵舎の前に私は降り立った。


座標を甘く、速度重視で発動した為に地上50cm程の所に出たものの、難無く着地して周囲を見回す。


・・・・争った様な跡は無い。けれど、深い足跡があるから鎧を着た人間が来た事は確実。

つまり、アル様は抵抗しなかったのだろう。

だって、彼に限って無力化されただなんて有り得ない。


・・・・何にせよ、嫌な予感は的中した、と()う事だ。



ぐ、と適度に、しかし少々強めの力で兵舎の扉を開け放つと、中に居た兵から視線が飛ぶ。


「・・・え、王女殿下?」

「どうしてここに・・・・」

「しかもお一人だぞ、大丈夫なのか?」


途端に騒がしくなる彼らに此処で何があったのかを尋ねようとした、その時だった。

「お初に御目にかかります、レティシエイリア王女殿下。私は第三騎士団所属のフレイ・シュヴァルツです。

 失礼ながらお聞き致しますが・・・、どうしてこの様な時間にお一人でこちらへ?」

一歩前へと出て来てそう言った彼は、横を刈り上げた赤い短髪の男性。

その名の通り正義に燃える、必要ならば王族にだって声を上げる心意気の持ち主。

彼は――――、


原作で、アル様に掛けられた容疑を晴らすべく動いていたアランに協力した騎士。


そして、事件の後にアランの護衛騎士へと抜擢された人物だ。

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