元騎士団長の息子もロリコン
二人目はまだマシなのかな?
翌日、王城に用事があるというお父様に付き添いたいと言えば戸惑いながらも許可をしてくれたお父様について城へと向かった。再びあのロリコンに会うのを避けつつ他の攻略対象に会えるか探してみるが・・・
「迷った・・・」
仕事のあるお父様と別行動を取った結果広大な城で盛大に迷った。方向感覚は悪くないと思っていたけど、子供の体だと全然別なのだとわかった。どっちに行っても同じ場所に着く。
そうして迷っていると、何やら暑苦しい男の声が聞こえてきたのでそちらに向かうと、騎士風の男達が暑苦しく剣を振っていた。これは訓練なのかな?でも、リアルでこんな風に腹筋割れている人達を見るのは初めてなので少しだけドキドキする。そんな私の視線に気づいたのか一人の男性がこちらに近づいてきた。
「どうしたの?迷子?」
「あ、あの・・・皆さんは騎士様なんですか?」
そう聞くと目の前の男性はキョトンとしてから笑って答えた。
「そうだよ。お嬢ちゃんみたいな可愛い子を守るのがお仕事なんだ」
そう言って頭を撫でてくれるが・・・不思議と下心がないので安心した。うん、やっぱりこれが普通に子供に対する反応なんだよ。あのロリコンがおかしいんだ。うん。私は正常。
「でも、ここに長居はしない方がいいね。うちの団長に見つかれば・・・」
「お、怒られますか?」
「いんや、むしろ逆なにしろーーー」
「おい!貴様!」
「げ、見つかった」
嫌な顔をする騎士さんの背後から現れたのはいかにも武骨そうな顔つきのイケメンさん。でも、決して知らない人ではない。間違いないこの人多分攻略対象の一人の騎士団長の息子さんだった人のはず。
「貴様、平民の分際でサボるとは恥をーーー」
と、そこで私に視線が向くと静止する。なんだろうと、思っていると彼は目にも止まらぬ早さで私を抱きあげてからさっきまでの厳つい顔を緩ませて言った。
「おー!幼女のお客様とは珍しい!うん!可愛いなー!」
「く、くるし・・・」
「うんうん!この弾力たまらないな!やはり幼女が最高だ!」
頬擦りをしながら時折私のペッタンこな胸や足を触ってくる動きにかなり、気持ち悪くなった。まさかこの人・・・
「団長、ロリコンも大概にしてください。あとセクハラですよ?」
「んだよ!嫌がってないだろ?」
「いやいやめっちゃ顔がひきつってますから」
そう言われてからなんとか下ろされるが私は後ずさってしまった。そんな私を見てから親切な騎士さんが紹介してくれた。
「団長がごめんね。こちらがこの国の騎士団長のドワン・ルードル団長だ」
「よろしくね」
似合わないウィンクに思いっきり後ずさってしまう。しかも間違いなく攻略対象の一人で騎士団長の息子のドワンさんだった。いや今は騎士団長なのか。そしてわかったのが・・・この人もロリコンだということだ!




