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プロローグ

苦手な方はご注意を。ロリコンだらけの中で幼女の悪役令嬢が逃げきって、溺愛を手にいれるための物語。



「ふふ、レイナは本当に可愛いね」


そう甘く囁きかけてくる金髪碧眼のイケメンさん。年齢は確か22歳だったろうか?本来なら嬉しいその状況に私は素直に喜ぶことはできずにひきつった笑みを浮かべて言った。


「あのブレイド殿下。近いので離れて欲しいのですが・・・」

「なんだ、照れてるのかい?そんなところも可愛いが、あと、私のことは殿下と呼ぶなと言ったろ?」

「では、ブレイド様。離れてください」


かつてここまで人に強気に出たことがあっただろうかというくらいにはっきりと拒絶を表明するがイケメンさんは全く気にした様子もなく笑って言った。


「いいじゃないか。私と君は婚約者なのだから」

「だとしても、昼間からこうしていては他の者に示しがつきません。それに・・・」

「それに?」


私はしばらく言葉を選んでから思いきって言った。


「私、まだ5才なんですけど!」


そう、私、メルティ公爵家のレイナ・メルティは現在5才になったばかりの幼女なのだ。そんな子供に甘く囁きかけている大人というヤバイ状況にそう声をあげるが、彼は気にした様子もなく微笑んで言った。


「年の差がある婚約というのは貴族では珍しくないだろ?」

「ですけど!普通もう少し、それを戸惑ったり嫌がったりしそうなもので、せめて、こんな幼い子供を性的な目で見ることに躊躇いがあるはずじゃないんですか!」

「ないな」


断言されてしまった。


「私は君を愛してる。そこに年の差は関係ないだろう。それに、この婚約で悲しむ者は誰もいない。まさに理想的な婚約だな」

「わ、私の意見はどうなのですか?」

「大丈夫だよ。今すぐには抱かないから・・・・今すぐには」


ひぇー!あかん!これはあかん!絶対に襲われる。こんな年齢でそんな経験したくはないよ!ましてや、中身がこんな状態でなんて最悪だ。


このイケメンさんは知るよしもないだろう。私が転生者(・・・)だということを。そして知るよしもないだろう。私が乙女ゲームの悪役令嬢(・・・・)で、彼が攻略対象(・・・・)だということを。


どうしてこんなことになってしまったのか。思い出すのはつい先日のことだ。



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