表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
31/102

茶会

翌日、聖国ルシアーゼ中心部ルシアーゼ城。

高く昇った陽の光が燦燦と降り注ぐその中庭にて、丸テーブルを囲み優雅な茶会が開かれた。

女王主催のその茶会、参加者は女王ホアを除きふたり。


「あら、珍しい香りの紅茶ですわね」


そのうちのひとり、エルは慣れた様子でティーカップに注がれた紅茶の香りを嗅いでそう言った。


「ふふ、お分かりですか?実はこの土地でしか育たない茶葉を使用しておりますの。この紅茶はルシアーゼでのみ味わうことができますのよ」

「なるほど。どうりで……」

「お口に合いましたか?」

「ええ、とても気に入りましたわ」

「……………」


へぇ。これそんなに珍しいものなのか。

もうひとりの参加者ミスラは、紅茶の水面に映る自分の顔を見ながら興味無さげにカップに口をつける。

味の感想はズバリ、おばあちゃんのいれた紅茶と同じで美味しい。

つまり他との違いがよくわからないということだ。


「ミスラさん?」

「ぅ、えっ!?あ、と、とってもおいしいです!」

「よかった」

「あはははは………」


嬉しそうに微笑むホアの横でミスラはぎこちない笑顔をつくった。隣に座るエルは呆れたように小さくため息をついた。


『…………』


気まず過ぎる……。

だいたいこの面子でどうして茶会なんかを開いているのかというと、それは今朝、朝食をとった後まで遡る。


こんばんは、蒼依です。

作者は紅茶よりも緑茶をよく飲みます。濃い緑茶のほうが好きです。ちょっと苦いくらいのやつ。紅茶もたまに飲みますが、レモンティーはあまり手が出ないので、ストレートティー一択ですかね。

今回もお読みいただきありがとうございます。次話もどうぞよろしくおねがいします

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ