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カノンとメルヘン世界

 まず、おさらいしよう。


 まい・すうぃ~と・だぁりんは、どっかの世界に帰った。

 ちっちゃいおっさんいわくどっかの世界の王子様のようだ。

 どっかの世界とは、今あたしがいる世界。月。


 そう、月………


 はは、む~んなプリズムぱわ~で美少女戦士にでも変身しろってか。………………ジーザス。


「まぁ、という訳で地球の生き物は恐ろしい…と聞いていたので、うっかり尿漏れしてしまった訳じゃが…どっからどう見ても、普通のおなごじゃのう。」

「はは…まぁ、少なくともあんたらみたいにドラゴンになって火ぃ吹いたり、巨大化したりはできないわね…」


 ホント、なんなのこのメルヘン世界。月の裏側に行けばうさぎが見えるとか言ってたわね…物理的な裏側だったらとっくに見つかってるはずだから、メルヘン的な裏側なんだろうけど…

 なんでもいいわ、面倒くさい。それよりも、あたしのたきしーど仮面様を探さなければ。


「ねぇ、長老。『セリ王子様』って知ってる?」

「セリ王子様?おお、行方不明になっとった妖精族の王子の事かね。」


 よ う せ い だ と ?


 人外な美しだとは思ってたけど、まさかの妖精………ハマりすぎてて笑える!

 お花畑を羽根をぱたぱたさせて飛び回ってんのかな!?


「その、妖精さん(笑)はどこにいるの?どうしても行かないといけないんだけど。」

「カノン!オレを捨ててどこに行こうって言うんだ!?」

「お前は黙っとけこの変態イケメソ。」


 興奮したファーチを足でぐりぐりすると、頬を紅潮させて余計興奮している。

 しまった。悦ばせてしまったか。


「小妖精の群れを見つけて追いかけていけば行けるぞい。」


 蟻みたいだな。


「その蟻…小妖精はどうやったら見つかるの?」

「南西にあるワンコの森を越えた先にある町でよく見かけるぞい。」

「ありがと、長老。さて、行くかねファーチ君。」

「え!?なんでオレまで行くの!?」

「あんた以外の誰があたしの乗り物に…げふん!誰があたしを守ってくれるって言うの…?」


 上目使いで自慢のぱっちりおめめを潤ませて、か弱い乙女を演出。

 単純なファーチは、案の定興奮して服を脱ぎ出して…


「よし!子作りしよう!!」


 もう、そのオチいいよ。

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