あとがき
このお話は、お正月三が日内にアップする「初夢シリーズ」の今年の作品、「薬守人」の原型となります。
はい、あの短いのが元ではなく、この約1万4千文字、全6話あるものが元でした。
(今回の手直しする前、本当の大元はもうちょい長めで全8話ありました…)
今回アップするにあたり、少女の名前を変えたり(もともとは琥珀だった、金盞花になったり、アカシヤになったりいろいろと混迷した)、あちこち細かい所を少し削ったり足したりはしましたが、話の流れは全く変わっておりません。
これを削って、話の流れと主要キャラへ変更を加えたものが、あちらの「薬守人」になります(笑)
一応、あちらとこちらを区別するために、題名もこちらの方を「帝の薬壺」と変えました。
余談ながら「薬守人」は「くすり もりびと」と読んで欲しいのです。
「薬壺」は「やっこ」いや、やはり「くすり つぼ」と訓読みでお願いします。
また、胸針は「シオンジェン」と読むらしいです。
振り仮名を振ろうとしたのですが、漢字二文字に対して文字数が多く、バランス悪いな、と思ったのでやめました。
意味は括弧書きの通り、ブローチです。
いろいろと矛盾点は出てきますし、我ながら気になる箇所もまだまだあるのですが。
(歴代の薬守たちは本当に全員非道だったか? とか、帝も太子も、もっと早くに薬壺たる少女の待遇なんとかしろや、とか他もろもろ)
終わりといたします。