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俺の未来に幸あれ!  作者: 自由移動
高校2年生編
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第1話 見える未来に幸あれ!

突然だが、俺には未来が見える。

まぁ妄想ではないから、安心してほしい。

とあるきっかけをすると未来が見えるのである。

高1の頃、女子に初めて自分から話しかけた時、

目を瞑ってもないのに暗くなった。

1年前のことなので、記憶は曖昧だが何かは見えた。

テストの日にやったらマルバツ問題を全て外した為、予知ではなく未来とわかった。

しかし、男子に話しかけても何も起こらなかったが、女子に話すとなぜか見える。

そしてそれは付き合った未来が見える。

だが、未来は変わる。

その事で俺は悩みまくっているのが、今の現状だ。

君たちもこの話が、長らく語っているだけであり、嘘と思っているだろう。

なので俺は今から女子と話す。

席から立ち上がり、俺は

櫻井(さくらい)さん、おはようございます」

「お、おはよう?こんにちはじゃなくて?」

「あ、そうでしたね」


そして俺の目にこの方と付き合ったらどうなるかの未来が見えた。

「キモ、別れましょ」

!!

「ゲホッゲホッ!」 

「ど、どうしたの?」


未来とはいえ、キモはやり過ぎなんじゃない?

俺のライフは0となり席へ戻った。

そしてこの能力の欠点は、俺が何言ったか分からないことだ。

なので、キモと言われても俺が何言ったかによる。

まぁ今回は運悪いだけだよな、な?

うーん、別クラスの女子に話してみるか?

同じクラスの女子で話してないのは残り5人だし、

ありだな。

よーし行くかと決心した俺が、

ここで休憩終わりのチャイムが鳴った。

クソッタレ!空気読め!

…………つまらん、非常につまらん。

話を聞いてるだけの授業とか誰が欲しいんだよ。

皆、寝てるよ……な?

寝ずになんかやってるが、真面目ではないことはわかった。

皆、なんかトランプしてるし、俺にもやらせては欲しいが、優秀者と先生に見てもらう為、やめとくことにした。

「おーい、皆聞いてるのか?」

見たら、わかるだろう。聞いてないって。

「聞いてまーす」 

そんな訳で通るわけないだろと言いながら、通るやつだよな。

「あ、忘れ物した、職員室行ってくるから少し待っといてくれ」

「「はーい」」

どんなパターンだよ。

「ねぇ」

「な、何でしょうか?」

なんか話しかけられた、しかも女子に。

「トランプやらない?」

「え?皆してますよ」

てかこの人誰だ?

けれど、女子で話しかけられたんだから未来を見るか。

ん?あれ未来が見えない?見えないことはないはずなんだけど。

話した女子は未来をとっくに見てるから、

見えないことはわかってる。

けれど、初めて会った女子に見えないわけが無い。

「てか、君誰?」

「あ、紹介してなかったね、後で話すね」

今話してほしい。

「このクラスの人ですか?」

「ううん、隣のクラス」

さらっとこの人は何言ってるんだろう。 

「なぜ、ここに?」

「え?決まってるじゃない、休み時間だから」

「終わってますし、何言ってるんですか?」

「君こそ何を言ってるの?、私のクラスの授業がまだ始まってないから休憩なんだよ?」

あー関わっちゃいけない人だ。

これは未来見なくていいし、見たくもない。

「ほら、先生戻ってきましたから、はやくクラスに帰ってください」

「え?バレなければいいのよ」

ここに居る気?まぁいいや無視しとこ。

無視は10分ぐらいしていたのけれど、

あまりにも周りが無反応すぎる。

おい!お前ら、別クラスの奴がいるんだぞ!

なんで何も言わないんだよ!!

「おい、クズ、カンニングすんな」

誰がクズだって?俺はクズじゃありませんけど。

「先生落ち着いて下さい、そもそも今回授業であってテストじゃありませんよ?教え合いです」

「そんなもん、知らん、廊下に立っとれ」

昭和かよ!!!

…………なぜ別クラスの奴は気にせず、俺を立たせた?

普通に問題案件だし。

後でこの教師はSNSに晒すか?

うん、そうしよう。

「ちょっと待て、お前スマホいじって何してる?」

「え?廊下に立たせているのでSNSに投稿しようかなと」

「よし、入れ」

「ありがとうございます」

「あ、帰ってきた、お疲れ〜」

なぜお前が隣にいる。

そこ、一応欠席者の席な?

「そんいや、君の名前を聞いていなかっ……」

「君、よくみたら幼馴染に似てるね、好きだった相手に」

なぜ今更そんな悲しいことを言う。

「は、はあ」

俺はこの時、何をするべきか迷った。

無言になるか無表情になるかの2択であった。

うーんこの女子との未来は見なくても分かる気がする。

見なくていっか!

「君さ、私のクラスに行ったらどう?」

本当に何を言ってるのだろう、この人は。 

「ほら、私の席座ってよ、変わりに」

「いやです」

なぜ俺が変わりに欠席の穴埋めをしなければならない。あと男です、俺。

「じゃあ、欠席者の席でもいいから!」

「いや、あなたがクラスに帰ればいいだけじゃないですか?」

「クラス?そんなもの捨てたよ」

捨てた?何があった?

こいつの場合未来より過去をみたい。

「捨てた?どうやって捨てたんですか?」

「え?中学生の頃に学校終わりに貰ったでしょ?成績表偉い人のクラス分けとかやってたじゃない?」

そんなものは知らないし、あなたとは同じ中学じゃありません。

「え?君、△中じゃないの?」 

どこだよ、そこ。

この近くにあるのか?

「いや、同じ中学じゃないですよ?」

「そうだっけ?まぁそんなことは置いといて」

置かれた。

「早く私のクラスに行きなさい」

「嫌です」

断固拒否の姿勢をとると、その人は呆れて

「分かってないな〜そこは乗らないと」

なぜ乗らなければならない?

俺は反応する前に別クラスに手を思い切り引っ張っり連れてかれた。

先生もなんか言えや!連れてかれてんだぞ。

「よし!これで大丈夫ね」

何が大丈夫なんだ?

別クラスで俺は未来ある幸を見れることが出来るのだろうか?

タイトル説明 『俺の未来に(さち)あれ!』


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