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【第一章のあらすじ・キャラ紹介】

修司の語りでお送りしますが、語る上で修司がまだ知らないはずのことも出てきます。

【第一章のあらすじ】


 僕の名前は横峯修司。

 僕にはいま、好きな人がいる。

 その人は掛川遥、僕の幼馴染だ。

 遥は中学2年生の終わり頃から、徐々に素っ気なくなっていった。


 だけど僕のことは嫌ってるわけじゃないんだと思う。

 だからホワイトデーの日に呼び出して、僕は遥に告白をしようとしたんだ。

 そのとき遥から言われたたった一言が、僕を取り巻く歯車を大きく狂わすことになる。


「男だったら誰でもよかった」


 遥のあの素っ気ない態度は本心からだったんだろうか。

 僕はショックで頭が真っ白になり、気付いたら遥への感情が抜け落ちてしまった。

 それはまるで道ゆく他人のような存在へと落ちていく。


 高校2年生になり、クラス替えが行われた。

 緊張する僕に話しかけてくれたのは、隣の席の花菱ひまり。


 甘い物が大好きで元気いっぱい、ニコッとする笑顔がとっても可愛い女の子。

 僕はその出会いを皮切りに、ひまりと過ごす時間が増えていく。


 だけどこの裏には、僕が思ってもみないことがあったみたいだ。

 まさか中学時代にお友達だった渋谷くんが、僕と遥の仲違いをさせていたなんて……。


 僕にはお姉ちゃんから誰にも言わないようにと口止めされた秘密がある。

 それはお父さんの事故死を目撃したことで、記憶喪失になった過去があるということだ。


 渋谷くんにそのことを知られちゃって、秘密にすることを条件に“ツンデレの話”はお姉ちゃんには内緒にしてと言われた。


 僕はもちろんそんなことで良いならと了承した。

 だって……もしもお姉ちゃんにこのことが知られたら僕は……もの凄い怒られる……怖いよ……。


 渋谷くんにはこう言われた。

 ツンデレの意味は強くて優しい人だって。

 そんな真っ赤な嘘を簡単に信じちゃったのは、僕の病気が関係してるんだと思う。


 だから僕はそんな間違った意味で遥に言っちゃったんだ。

 僕はツンデレが大好きだって。


 遥からそのことを聞かされたお姉ちゃんは、僕にツンデレのことを問い(ただ)してきた。

 渋谷くんには内緒だって言われたけど、あの姉には逆らえずに全部白状してしまった。


 渋谷くんに病気のことを知られちゃった件は、お姉ちゃんが渋谷くんと勝負をして秘密にするようにしてくれた。


 僕の病気は記憶を喪失した対象に拒絶反応を示すらしく、危険だと思ったお姉ちゃんは遥に1ヶ月間の接触禁止命令を下していたようだ。


 もうすぐ1ヶ月が経つ。

 僕たちの関係はこれからどうなっていくんだろう……。



【キャラ紹介】


 横峯修司(よこみねしゅうじ):本作の主人公

 温和な性格で争い事は好まない。

 とにかくヤバい姉を持つが故、あまり自信がないがポテンシャルはかなり高い。

 幼馴染の遥が好きだったが、記憶を喪失したことによりリセットされた。

 最近は気になる子がいるらしい。


 横峯愛香(よこみねあいか):主人公の姉

 修司の守護神。

 修司と1学年上のヤバい姉。

 学校を締め上げているようだが、その理由は謎に包まれている。

 道場の経営、師範をしている。

 その強さは大の男が震え上がるほど。

 普段は凛としているが、笑顔は女神のようでそれを見た人は心を撃ち抜かれると噂されている。


 掛川遥(かけがわはるか):主人公の幼馴染

 大人しい天然系の美少女。

 修司が好き過ぎるあまり、一途に走り過ぎて大ゴケした。

 特技は料理だが、悩み事がピークに達すると不得意になる。

 数え切れないほど告白されてきたが、修司以外は全く興味がない。


 花菱(はなびし)ひまり:主人公のクラスメイト

 甘い物が大好きな元気いっぱいの美少女。

 姉をきっかけに修司に興味を持ち出す。

 遥の気持ちを知っているため、修司を好きになっていいのか悩み中。


 神谷美里(かみやみさと):主人公の幼馴染&遥の親友

 からかい系の美少女。

 遥と修司の関係をよく知っていて、陰ながら応援している。

 姉の崇拝者。


 士道(しどう)(吉田)拳生(けんせい):主人公のクラスメイト

 正義感が強いナイスガイ。

 修司が絡まれているのを助けたことにより友人となる。

 母親が再婚して現姓は吉田だが、旧姓の士道をあだ名として使っている。

 姉の笑顔を目撃してノックアウト。


 横峯父:主人公の父親

 強くて優しい性格。

 修司に対してツンデレ属性があるようだが、姉からすると偽ツンデレらしい。

 修司の身代わりになり亡くなった。


 横峯母:主人公の母親

 温和な性格。

 修司の人柄はこの母親からの影響が強い。

 ヤバい姉を制御できる唯一の存在である意味ヤバい。


 おばあちゃん:主人公の祖母

 美魔女で若々しい。

 とにかく孫が可愛くてしょうがない。

 ついつい甘やかしてしまう。


 坂本先生(さかもっちゃん):主人公の道場仲間

 空手部の鬼教官。

 高校の先生と空手部の顧問をしている。

 学校では恐いイメージだが、修司からすれば気の知れたおじちゃんである。

 姉には頭が上がらないが、学校では威厳を保つために無理してタメ口で話している。


 三鷹(みたか):主人公の元クラスメイト

 元バスケ部の元エース。

 遥に好意を持っていて連絡先を聞いたが断られた。

 修司を経由して遥の連絡先を教えてもらおうとしたときにトラブルとなり、逆上して胸ぐらを掴む。

 そのことを姉に詰め寄られ、反省の色がなく人間失格の烙印を押され退学させられた。


 木嶋(きじま):主人公のクラスメイト

 サッカー部のエース。

 ひまりに好意を持っていて連絡先を聞いたが断られた。

 修司がひまりと親密になっているのが気に食わずに突っ掛かったが、姉の恐ろしさを知り今では修司に近づくのが怖くてたまらない。


 渋谷(しぶや):主人公の中学時代のクラスメイト

 俺様系、自尊心の塊のような男。

 喧嘩にはかなり自信がある。

 遥に好意を持っていてアプローチしていたが全く相手にされず。

 腹いせに修司と遥の仲違いを企てて見事に成功するものの、姉にバレてプライドをズタズタに潰された。


 早乙女(さおとめ):主人公の道場仲間

 寡黙な性格。

 ガタイが良くて顔もいかつい。

 修司のことを尊敬し、敬語で話している。

 空手の全国大会優勝者。

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