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The Baseball Novel  作者: N'Cars


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ミーティング

「おっ、どうだった?」

「後攻」

「後攻? 勝ったん?」

「…うん」

―何か知らないけど勝っちゃった…。


 永田は貰った直後の姿勢のまま、オーダー表をマネージャーの井手に渡そうとしたが、


「ああ、まだで良いぞ。ミーティング終わってがらで良い」


と徳山監督に止められたので、そのままいつものミーティングの時の場所に戻った。ロッカールームの扉は、2人が入って来た時に永田が率先して閉めている。


「じゃあ、今から試合前のミーティングを始めます」

「お願いします」

試合前のミーティングの挨拶をした。永田を先頭にナインがそれに続く。

 昨日と同じく、ミーティングの冒頭で監督が今日の試合のスターティングメンバーを発表した。


「昨日も言ったけんど、相手は全国大会にも出場したことのある強豪チームだ。今までやってきたこと、それこそ日頃の練習がら今大会3つ勝って来て得たこと、相手チームがら学んだこととか、自分たちのチームの課題をもっとこうすれば解決できるとか、そういったことを全部相手さぶつけて戦うことになる。勿論自分たちなりに考えて来てるとは思う。ただな…、こういう時こそ、練習でやってきたことを存分に見せで、常に勝つ、攻める気持ちを捨てねで思いっきりプレーしてこい。これだけは忘れるな。良いな!?」

「はい!」


「以上でミーティングは終わりです」

「ありがとうございました!」

「ありがとうございました!!」

 徳山監督の宣言を聞いて、永田を先頭にN`Carsのメンバーが一斉に挨拶する。その後で、永田は改めて先程渡しかけたメンバー表を、井手に渡した。


「じゃ皆、速やかに必要な荷物と道具持って、三塁ベンチの裏に」

「試合終わったらすぐベンチ入りだから」

 N`Carsのメンバーは監督と永田の指示で、各自必要な荷物と道具を持ってベンチ裏に移動した。


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