草野球カップ3回戦・最上ノーストップズ戦(その4)
「まだ追い付いただけだから。こっからまた、仕切り直していきましょう」
「はい!」
「打順下位だけど…、勝ち越すぞ!!」
「おー!!」
「1ボールピッチ!」
「ボールバック! セカン行くで!!」
「しゃあ!」
「走った!」
バシィ!
「ナイボール!!」
―瀬見の状態は良いから尚更だな。アイツが幾ら調子良くても打線が援護できないんじゃ意味がない。況して向こうのマウンドにはさっきホームラン打ったヤツがいるからな…。
『2回の裏、最上ノーストップズの攻撃は―6番 ショート 大堀。ショート 大堀』
「しゃあ、締まっていくで!!」
「おー!!」
「プレイ!」
『同点になった直後のこの回。お互いにとって大事です』
ギィン!
『初球攻撃、ファースト…、は今度は正面で捕った! ベースを踏んで1アウト!』
「良いぞ和義!」
「そうそうその調子!」
『今度は落ち着いた守備でしたね』
『確りと先頭バッターを打ち取りました、片山投手です』
『7番 ファースト 若宮。ファースト 若宮』
キィン!
『若宮に対しても初球カーブから入って…、ショートの守備範囲。小宮山捕ってファーストの三池へ、2アウト』
『2球続けて初球の入りはカーブでしたね』
『縦のカーブ、これは1回戦でも見せていた片山ですが大堀、若宮と左バッター2人に続けてこの球から入ってきました』
『8番 ライト 法田。ライト 法田』
『このバッターも左ですが…、初球カーブから入ってくるか』
ガキィ!
『一転してストレート! 詰まらせてライトへ!』
「永田ぁ!」
―って大丈夫か?
『力の無いフライ…、っとと足取りが怪しいぞ!?』
パシッ。
「キャーッチ!」
『危なっかしいですがどうにか掴んで、3アウトチェンジです。最後ヒヤッとしましたが…、グローブには確りとボールを収めました、ライトのキャプテン永田です』
『先程とは違う意味でヒヤッとしましたね』
『2回の裏終了。表の攻撃で自らのホームランで同点に追いついたN`Carsのエース・片山投手が、最上ノーストップズの6番から始まる攻撃を三者凡退に抑えています』




