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The Baseball Novel  作者: N'Cars


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20/167

草野球カップ3回戦・最上ノーストップズ戦(その4)

「まだ追い付いただけだから。こっからまた、仕切り直していきましょう」

「はい!」

「打順下位だけど…、勝ち越すぞ!!」

「おー!!」


「1ボールピッチ!」

「ボールバック! セカン行くで!!」

「しゃあ!」


「走った!」


バシィ!


「ナイボール!!」

―瀬見の状態は良いから尚更だな。アイツが幾ら調子良くても打線が援護できないんじゃ意味がない。況して向こうのマウンドにはさっきホームラン打ったヤツがいるからな…。

『2回の裏、最上ノーストップズの攻撃は―6番 ショート 大堀。ショート 大堀』

「しゃあ、締まっていくで!!」

「おー!!」

「プレイ!」

『同点になった直後のこの回。お互いにとって大事です』


ギィン!


『初球攻撃、ファースト…、は今度は正面で捕った! ベースを踏んで1アウト!』

「良いぞ和義!」

「そうそうその調子!」

『今度は落ち着いた守備でしたね』

『確りと先頭バッターを打ち取りました、片山投手です』

『7番 ファースト 若宮。ファースト 若宮』


キィン!


『若宮に対しても初球カーブから入って…、ショートの守備範囲。小宮山捕ってファーストの三池へ、2アウト』

『2球続けて初球の入りはカーブでしたね』

『縦のカーブ、これは1回戦でも見せていた片山ですが大堀、若宮と左バッター2人に続けてこの球から入ってきました』

『8番 ライト 法田。ライト 法田』

『このバッターも左ですが…、初球カーブから入ってくるか』


ガキィ!


『一転してストレート! 詰まらせてライトへ!』

「永田ぁ!」

―って大丈夫か?

『力の無いフライ…、っとと足取りが怪しいぞ!?』


パシッ。


「キャーッチ!」

『危なっかしいですがどうにか掴んで、3アウトチェンジです。最後ヒヤッとしましたが…、グローブには確りとボールを収めました、ライトのキャプテン永田です』

『先程とは違う意味でヒヤッとしましたね』

『2回の裏終了。表の攻撃で自らのホームランで同点に追いついたN`Carsのエース・片山投手が、最上ノーストップズの6番から始まる攻撃を三者凡退に抑えています』


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