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色とりどり

作者: 夏ノ花/Nobana
掲載日:2026/01/09

音楽では生きられない。そんなことを考えていた。


僕は展示会へと足を運んだ

さまざまな展示品が立ち並ぶ中、僕にとって一際目立って見えたのはそれだった


【自分】

人は孤独を愛する。しかし孤独を嫌う。

誰もが一度は思ったことがあると思う。

何者かになりたいと。

自分勝手とも錯覚してしまうその感情は自分本来の正常な反応

この世の中は人が多すぎる。関わりが無限に広がる。

そんな大勢のなかにいれば誰しもがそこから出たくなる

自分が横並びで、埋もれていることに嫌悪を抱くのは当たり前なのだ

そしてその横並びから出た時、人は孤独となる

やっと唯一無二の頂点となったのに。いや、唯一無二になったからこそ孤独なのだ

そしてその孤独を嫌うのも同じ人間

この矛盾こそが人間の美しいところ

そこの狭間で思い悩む

そんな君を見ていると、私は胸が苦しくなる

だから最後に一言

「君を愛している人がここにいます」


この説明文と共に飾られていた絵には、ピアノを弾く少年の後ろ姿が描かれていた

どこか思い悩むように頭を抱える少年


僕は、ここにはもういない彼女を奏でる。

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