表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

ルームメイト

作者: 舞音

 俺はルームメイトが嫌いだ。

部屋を片付けろだの電話の声がでかいだの文句ばかりでうっとおしい。

部活から疲れて帰ってきたら汗臭いからすぐ着替えろ、風呂に入って来いとお前は俺の親か?

本当に腹立たしい。

 僕はルームメイトが嫌いだ。

勝手に僕のお菓子を食べるし、休日僕の服を無断で着ていったり非常識極まりない。

部屋を片付けても片付けてもすぐに散らかすし、勉強をしていてもお構いなしに大声で電話をしている。

無神経過ぎて本当に腹が立つ。

 俺はルームメイトが嫌いだ。

俺が友人と電話で口論になり声がでかくなった時、他の部屋から苦情がきた。

謝りに行こうとしたら先にあいつが他の部屋に行き謝っていた。

彼にも事情があったんだ、感情的になりやすいが悪いやつではないんですと必死に頭を下げながら説明していた。

いつもはあんなに俺に口うるさいくせに…。

本当に腹立たしい。

 僕はルームメイトが嫌いだ。

僕は普段から口うるさい自覚がある。そのことで友人から無視されたり、陰口を言われ落ち込んでいた。

ある日、学食に向かう途中中庭で彼と友人を見かけた。近づいてみると彼は僕の友人に対し怒りを露わにしていた。

僕はたしかに口うるさいが言ってる事は正しいと、それを逆恨みでいじめなんてみっともないと怒鳴っていた。

普段、自分も話を聞かないくせに…。

本当に腹立たしい。

 まぁ、どうしてもと向こうがいうなら俺(僕)と友達になってやってもいいんだけど。

まだまだこいつとの生活は続くのだから焦ることはない。

 儂は空から見ている者だ。

この二人はこんなにお互いを思いやっているのにどうして嫌いな振りをしているのだ?

人間には相手に自分の気持ちを伝えるために『言葉』があるのにどうして使わないのだ?

これだから人間は本当に面白い。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ