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インターネットの普及が適正年齢を麻痺させる

アンパンマンは子供向けの作品だ。

そんな事は皆知っている。


プリキュアも子供向けの作品だ。

たまに大人になっても見てる人がいたり、

最近では大人向けの深夜アニメも作られているらしいが、

視聴者の大多数は小さな子供だ。



当然ながら作品には『ターゲット層』が決められている。

インターネットの普及していない時代だと、

子供がアンパンマンやプリキュアを見て、学校で同世代と話が盛り上がったり、

大人がアンパンマンやプリキュアを見て、職場で話が通じなかったり、

『ああ、この作品は大体〇歳向けなんだな』と感覚的に学んでいき、

それで自然と適正な作品に触れるようになっていた。



しかしながら、今はインターネットの普及により、顔も年齢も何もかもわからない人達と会話が容易になった。

趣味で語り合って盛り上がる事が出来るのはおおいに結構だが、

『自分以外はどんな人なんだろう?』

という疑問を抱いた事は無いだろうか。



視聴者、読者の9割くらいが中高生な作品に、

1割のおっさんが混じっていたとして、

ネットが普及していない時代なら、自然とそんなおっさんは爪はじきにされてしまっていた。


しかし、今は違う。

ニコニコ動画やYoutubeで、おっさんでも中高生に混じってコメントが出来る。

掲示板で中高生に混じって感想が言い合える。


果たしてそれが、おっさんにとって救いになるのか?

将来もある、数年経てばその趣味も多くは卒業するような中高生に混じって、

一体感を得て、適正年齢から外れた状態のままでいることが、

おっさんの人生にとって良い事なのか?



学生時代からインターネットをやって来て、自分も年を取って来て、

その過程でそういうおっさんを見続けて来た身からしたら、

どうしてもそれが良い流れには思えないのだ。


ジェネレーションギャップが産む悲劇もあるし、ネットは最低限年齢くらいは可視化したいね。




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