税金が高くなり弱者を呪う
今年払う予定の税金額を見て発狂している。
そりゃあ少し前の話で『年収5000万』だなんて恥ずかしい自慢をしていたので、
それだけ税金が高くなるのは当たり前だ。
これでも会社を作ったりとそれなりに節税もしているが、
それでもすんなりと受け入れ難い額だ。
日本は知っての通り、高収入になればなるほど税率が上がる国だ。
年収300万のサラリーマンの所得税は約20万、
年収3000万のサラリーマンの所得税は約900万。
何でこんな歪なのかと言えば、勿論庶民のためだ。
整備された道路、高い義務教育、すぐに駆けつけてくれる警察や救急、消防。
それらを維持するためには税金が必要で、
でも庶民や弱者は一人当たりで割った額なんて払えないから、
結局高収入な人達がそれを負担している。
『ノブレスオブリージュだから当然』だの
『弱者から搾取して稼いでるから当然』だの言われながらだ。
ネットの普及により弱者が『可哀想な善人』では無い事がバレたとの同じく、
稼いでる側だって聖人君子では無い。
強者をイジメすぎれば逃げられる。知り合いの金持ちも何人か海外に移住してしまった。
その結果日本に納める税金はゼロだ。
割と社会問題にもなっているが、連中を責める事など出来やしないだろう。
特に物書き界隈は、極一部の売れっ子作家が巨万の富を得ているものの、
プロであっても多くは専業が難しく生活苦だったり、
ワナビに至ってはニートのような存在も少なくない。
『夢を追う』『やりたい事をやる』
勿論それは素晴らしい事だ。
ただ、それは一部の人間の犠牲によって成り立っている事を忘れないで欲しい。
本来はもっとバリバリ仕事をして収入を上げて税金を納めないといけない、
小説を書いたりするのはたまの余暇にやるものだと言うことは理解して欲しい。
最近その手の人間の発言だったりを見ると、
『失敗しても生活保護がある』
『困ったら社会が助けてくれる』
という考えが蔓延しているように思えてならないのだ。
そういう人間が憎くて憎くてたまらないのだ。
社会がもっとガタガタになって、社会保障がボロボロになって、
そういう甘えた考えの人間が悲惨な目に遭って欲しいとすら願う。
でも現実は自分が必死で稼いだお金が、
連中が夢を追ったりやりたい事をして生きていく費用に使われるのだ。
本当に搾取されているのは我々なのだよ。




