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年収5000万到達

不安定な仕事? なので来年もその額が稼げる可能性はほとんど無いのだが、

キャリアハイだ。


ただ、小説を書いたりする身としては、

どんどんお金を稼げるようになる人間になってしまう自分を嘆いている部分もある。


小説家だったり漫画家だったり、極僅かなクリエイティブ職業を除けば、

世の中の仕事に求められるのは現実と向き合う能力だ。


IQ130という恵まれた土台からなる分析力と冷酷な現実主義者であり続けた結果が、

普通の人間の数倍の収入なのだ。


ただその過程にはフィクション文化の否定が入る。

『現実で成果を出す』ために嗜むべきは、

漫画やアニメでは無く、ビジネス書や現実の人間のエピソードなのだから。


現実で失敗しないために、何故失敗したのか、のような例だってたくさん研究して来た。

オタクの人生が上手くいかない理由も、

女性が社会で活躍できない理由も、

分析して理解しているしそれを反面教師にもしているからこそ今がある。


今の私はなろう系だったり流行りのラノベだったりに対し、

『こんなものばかり読んでいたら社会的弱者になりますよ』

と言えてしまう立場なのだ。

(勿論インターネットでそれを堂々と言えば多くの敵を作るためあまり言わない)



お金を稼げる人間になればなるほど、

『つまらない』人間と化して行く自分がいるのだ。


30超えてもハーレムだのほざき、

流行りのラノベを参考書のように読み耽り、

いつか自分も作家になって一発当てると目論み、

ネットで同士と夢を語り続ける低収入ワナビに、


私はなれなかったのだ。


『クリエイティブな事は余裕がある程度出来てからやるものだ』

『若さという武器があるからこそ楽しめるような作品をおっさんが好むな、書こうとするな』

『10年後にはバイトだって厳しくなる。その貯金と収入でどうするつもりだ』


物分かりの良すぎる自分は、そういうクソみたいな正論を受け入れてしまったのだ。


現実を優先してしまった自分はある意味では連中を羨ましいと思っている。

しかし自分の選択が間違いでは無い事を証明するために、

連中にはどんどん今後の人生詰んで欲しいとも思っている。


面白い男だろう?

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