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人外キャラはどう使うのが適切か

そこまで人外キャラを作中で出した記憶はない。

現実世界を舞台にした作品で人外キャラがたくさん出ては困るのだが……


人外をあまり使わない人間だからこそ、世間で流行っている作品における人外の立ち位置は

ある程度冷静に見る事が出来ると自負している。


大きく3パターン。


1つ目は外見だったり能力が違うだけでほとんど人間というパターン。

人間×異種族の恋愛モノだとか、まぁインパクトはあるのだが、

結局は出オチみたいなところがあり、しばらくすれば耳尖がってたり尻尾ついてるだけの人間、

ということになってしまう。そういうフェチ的な人気を集めるのには役立つが、

人外である必要性がすぐに無くなってしまう、という点ではあまり評価できない。

人外との恋愛なんてのは、一話完結のエロ漫画で丁度いいのだ。



2つ目は人間と似たような思考回路を持ちながらも、

説教したりメッセージを伝えるために存在する上位存在的なパターン。

両親を豚に変えた千と千尋のようなジブリ映画だったり、

現世に介入しまくる地獄少女だったり、『愚かな人間に罰を与える』ために、

人間の力が及ばないような能力を有している。


ただ、結局はこれらの作品で説教したりメッセージを伝えているのは『作者』であり、

妖怪だとか閻魔様だとかに主張を代弁させていると捉えることも出来る。

それはちょっと傲慢な気がして私は好きになれない。



3つ目は人間は素晴らしい生き物であると主張するための敵。

鬼やらゴブリンやら巨人やら魔族やら、なんやかんや理由をつけて人間を滅ぼそうとしており、

人間は『知性』だとか『友情』だとか『努力』だとか、

現実世界で人間が大事にしているモノで戦ってなんやかんや勝利する。


ただ、人間の歴史を少し学べば、同族で争い続け、

食べる以外の目的で動物を絶滅させている連中であるとわかる。

『平和を愛する人間達』VS『平和を脅かそうとする人間に似ているが何かが欠けてる敵』

という前提条件がそもそも破綻しているような気がしてならないのだ。



どのパターンも作品としては好きになれず、

結局人外の立ち位置はたまに出て来てその人間との違いからコメディをかますサブキャラ、

程度がいいんじゃないかと思ってしまう。



まぁ、私は多くの作品に出てくる、メインキャラを引き立てるために知能を低く設定された

モブキャラも人外のように感じてしまうのだがね……



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