全身麻酔地獄と白衣の天使と呼ばれる理由について
全身麻酔が辛かったので鬱憤晴らしに書きました。ラスト若干ボエムになりましたがよければ読んでみて下さい。
全身麻酔━━━
それは医療においての革命。
そして使用者においての地獄の入口だ。
全身麻酔の地獄の始まりは麻酔使用後の起床にある。
その地獄は身体が火照ってるように熱くなり、思ったように動けない。目眩を起こしたのような頭のぐらつき、眠たくても眠れないそんな感覚。
この感覚に陥ると激烈に死にたくなる。
もはや死ねばこの感覚から逃げられるのではないか、そんな誰が見ても愚かな選択肢にいきついてしまう。
もし、この感覚が永遠に続くのであればそれはもう無限地獄とも言っても過言ではないだろう。
もはや、死刑囚がこの苦しみを味わうべきではないかと思うほどに。
しかし、救いの手はある。それは手術後の家族や医療従事者だ。
彼らは「頑張れ」と他人事のように勞るだろう。
でも、そんな言葉でも生きようと思える。
いや思えてしまう。
そんな仕事でいったセリフでもあってもいやあったとしても。
それでも全身麻酔が完全に消える2時間ぐらいなら耐えようと思えるほどに。
こうして私は全身麻酔からか解放された。
解放後はまるで天国にいるような感覚になる。自分の身体の自由が効くのだから。
そして私は気づく。白衣の天使とはそんな「頑張れ」という言葉そのものを指しているではなないかと。
天使にとっては他人事かもしれないが言われた方はまるで救いの手のように感じるのだ。
全身麻酔の地獄を語ったがこの麻酔が無ければこれ以上の地獄が待っているだろう。
だからこそ、全身麻酔を恨んではいけない。なぜ自分がこんな目になんて思ってはいけない。
全身麻酔はあなたをその地獄以上を見せないようにした必要悪なのだから━━