神の言う世界救ってくるまで現代よ、さらば!
このまま社会のbotとして生きていてなにかあるのだろうか…
毎日電車に揺られ、会社に行き、取引先から怒られ、上司の説教が始まり、気がつけばまた電車に揺られ、コンビニで酒とつまみを買い、飲んで寝る。
サービス残業もなければ気持ちばかりのボーナスも年に2回、一応有給も取得できる。
業務内容?取引先に怒られに行き、上司の失態を被る!以上!
これ程楽な仕事はない
正直どうでもいいことで角を立てては当たり散らすのをペコペコしていればいいだけ。
世界的に見ても日本は平和だ、平和ボケしすぎている。
元来こんな性格ではない。
いざこざがあれば首を突っ込むし車やバイクに乗れば人様に迷惑を掛けるスピード狂だった
だが間違ってはいない、そう信じたかった。
濡れ衣だが交通事故で刑事事件を起こした張本人として警察、検察といろいろとお世話になり、どうしようも無いところに話が来たのが今の会社だ。人がいなくて困っているだけだったようだが当時の俺としても助かったのも事実。捨てる神いれば拾う神もいたと思うしか無かった。
そんな日常に転機が訪れたのは休日に偶然乗り合わせた電車に包丁を持った180cm位のひょろっとした男が中学生の集団に斬りかかろうとしたところに大学生の女性がカバンで包丁の斬りかかりを交わした。
「キャャー」
中学生が叫ぶ声を聴いて俺も状況を理解したと同時に電車は急停車してしまった。パニックになって誰か非常停止ボタンを押したのだろう。
男が次に狙ったのは女子大生。足さばきから見て素人では無いと感じたがそこは女と男の力の差、胸付近目掛けて振り下ろした一撃は交わしたかのように見えたが肩にヒット、よろけたところにすかさず往復してきた。夏ということもあって半袖だ防御力は無いに等しい。
俺は服を脱ぎ、止血するよう叫びながら車両の中腹から後方に飛び出した。素人相手だ、と思ったが車両が
動き出した。俺の勢いも加速してそのまま前傾姿勢になり包丁が右胸部に刺さり、肺が萎むのを感じながら男の顎に狙いを定めて左ストレートを放った。
まあここまでやれば後は外野が締め上げてくれるだろと思いながら過呼吸になって自分自身の赤い血を見たところで意識を失った。
「おい、神山 悠太、我は神ぞ!私が混沌に導いてしまった世界を救ってはくれぬか?」
聞き覚えのない声が頭に響く
目の前は眩しくて何も見えない。
刺された痛みもどこかに消えていってしまった。
「ここはいったい…」
思わず声が出た。
そしてのどかな草原が広がっている場所に川のせせらぎが聞こえる。
そして目の前に光の玉がやってきた。
突然ですが異世界系書いてみたくなりました!
まあ少しづつ投稿出来ればと思います
今回は話が頭の中に駆け巡っている?ので連載投稿頑張って行きたいと思います汗汗
どうかよろしくお願いしますm(__)m
Yukari Ureshino