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取り放題だそうですよ?

2日目は、種族を教わる。

種族はヒューマンが大陸の大半をしめる。

ヒューマンが治めている国は神聖国家や帝国など大小合わせて13国。


獣人は3つ国を治めている。ヒューマンの次に多い種族だが、300年前迄はヒューマンに奴隷化されていて、古い考えのヒューマンは未だに獣人を下に見ているらしい。

因みに、耳と尻尾は家族や伴侶しか触ってはいけないとのこと。

竜族は獣人の国の3つの内1つの国を治めている。荒っぽい王が多く、戦闘好きが大半をしめる脳筋国家。

伴侶の求愛行動は食べ物アーンだって、恥ずかしくないのだろうか?

鬼人族は獣人の国の1つで、これまた竜人のように脳筋が多く戦闘好きが大多数をしめる。

意外に紳士的で女、子供にはとても優しく、怒鳴ったり暴力を振るったりは絶対にしないそうだ。

もう1つの獣人が治める国は真祖九尾狐が王をしていて、思慮深く冷静で獣人国の中で1番安定した政治をしている。

この獣人国には1番色々な種類の獣人が住んでいる。

住んでいる種類はウルフ系、ベアー系、タイガー系、ラビット系、マウス系、キャット系、ドッグ系、ヒョウやヒューマ系、鳥系、爬虫類系など、多岐にわたる。


天使族は空に浮かぶ島に居て、滅多に地上には来ないレアキャラ。

天使族は最も神に近い種族として空の島に居るらしいが、本人達がそう思っているだけで本当は違うらしい。


魔族は、ヒューマンと対立……する事なく、1つの国を治めていて差別主義な人以外とは良好な関係を築いている。

魔族の国は、人口が竜人国以上に少ない。魔力が高い事の弊害で子供が出来にくいらしい。


妖精族は1つの国を治めているが、迷いの森を隔ててあるせいか、あまり見かけないらしい。いたずらが大好きで、好奇心が旺盛な性格な妖精が多い。


ドワーフは鍛冶国家で国を1つ治めている。気難しい職人気質が多く、気に入らない人なら幾らお金を積まれても武器も防具も作ってくれない事で有名だそうだ。美味い酒が大好きらしい。


エルフは、妖精族と一緒で迷いの森内に国を1つ治めている。妖精族と一緒であまり見かけない。プライドが高く、排他的なところがあるが、1度仲間になれば懐が深い。


神聖国家は、ヒューマンの国の一つでヒューマン至上主義の近づきたくない国、今は唯一1人いるハイヒューマンが主教として国を治めていて、ハイヒューマンや聖女を無理矢理でも属性させようとするから気をつけろと言われた。

面倒くさい。


アルデバラン帝国は、ヒューマンの国の1つで大陸内で人口が1番多い国である。比較的安定している国であり、ダンジョンが他の国と比べて沢山ある為、ヒューマン以外も沢山の種族が生活している。偶に、ドワーフやエルフや竜人、珍しい種族では妖精族なんかも見かけるらしい。

今統治している皇帝がしっかりしているのか、貴族の無茶振りが余りないそうで、権力を振りまく貴族は珍しいんだとか。

他の国では、貴族は何をしても許される!って感じが大多数らしい。行きたくないよそんな国。

アルデバランは犯罪奴隷と借金奴隷以外の奴隷を認めていない。奴隷の取り締まりをしっかりしていて、闇取り引きなども出来ないようにしている。

私としては、この国に落とされたいし、住みたい。

貴族万歳な国だったら最悪だし、神聖国家なんて裸足で逃げ出したいくらい嫌。

私やヒロは兎も角、子供達に何かあってからじゃ遅いからね。


ある程度の種族を教わった次は、ただの森の景色から草原と森の景色に切り替わっり、

薬草の見分け方や種類を教えてくれる事になった。

私もヒロもセイも、採取スキルのおかげで見た事ないはずなのに知っていた。

スキルって凄すぎるわ。

錬金術スキル持ちのわたしは、薬草やキノコなどを見るだけでポーションや傷薬などの作り方すら頭に浮かび上がった。

マジ、スキルって凄すぎる。


ヒールポーション作りには欠かせない、アサツレ草、ドクダミそっくりな草。

ハイヒールポーションに使うウスハワ草とリンギン草。ウスハワ草は、ハハコグサにそっくりで、リンギン草はヨモギに似ている。

マジックポーションに必要なエリンギに似たキノコのポーリンギ。

ハイマジックポーションに不可欠なヒラタケに似たカラズラキノコと大葉に似たセセベラス草。

解毒ポーションに必要な梅の実に似たクリリアナの実。

万能解毒ポーションに使うブラクナウ草の

アロエに似た多肉植物とカナムグラに似たウミフサナ草。

ちょっとした切り傷や擦り傷用に使う軟膏作りに欠かせないオーブリと言うオリーブそっくりな実。

そして、エリクサーの材料のスババラウディウスという苔に出来る虹色の花、サガンムナズという綺麗な水の中にごく稀に発生する鉱石?の花。ブルーズレーと言う南天に似た実と、すべてのポーション材料があった。


名称が違うだけでまんま同じ草や木ノ実やキノコ、野菜も沢山ある。


グリフさんが好きなだけ採取して良いと言うので、収集癖がある私はこれでもかと採取しまくった。

ついでに錬金術を使ってポーション作りも楽しくさせて貰った。

ポーション入れる瓶はグリフさんに頂き、コピーしまくり増やしました。


ヒロや子供達、キリやレン達は果物狙いで楽しそうに果物、野菜、キノコ狩りをたので、私の分もたのんだ。

桃、柿、林檎、李、プラム、プルーン、ブルーベリー、苺、キウイ、ぶどう、蜜柑、メロン、スイカ、サクランボ、アケビ、ビワ、グレープフルーツ、パイナップル、バナナ、梨、コーヒー、カカオなど、季節関係無く多岐にわたる果物がなっている。

不思議に思って聞いてみると、地面から魔力を吸い取って実を成らせるから季節は関係無いらしい。それは、この空間が特別では無く、今から行く異世界でも同じみたいで、

ダンジョンの近くだと植物が育ちやすいらしい。


3日目も私はポーション作りや採取に勤しみ、他の家族は果物や野菜、キノコ狩りに勤しみ、大量に作ったポーションはみんなに配って終わった。実に有意義な1日だった。


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