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買い物しますよ?2

ストックが無くなりました。


ゆっくりの更新になります。

入って直ぐ何でカワウソ革靴店なのか分かった。

この店のマスコットがカワウソだからだ。

店内の端の方にあるゲージの中にカワウソがいた。

ゲージ越しにしばし見つめ合ってしまった。

クソゥ!カワウソの獣人に会えると思って楽しみにしていたのに。

私のウキウキな期待感を返せ!


入る時にドアベルが鳴ったので、ドワーフの女性店員が店の奥から出てきた。

異世界あるあるの幼女仕様じゃございませんよ?

おっさん顔に髭がない、身体は小さくガタイが良い声が高めな人型は、ドワーフの女性くらいしか居ない…はず。

世界常識を引っ張り出して、間違いがないか確かめた。

やはり、目の前の人型はドワーフで間違えない。

残念仕様のドワーフと、ある紳士は言うだろう。


「はいはい、お待たせしてすいません。誰かの紹介で?」


「はいこれ、あと、3軒隣の服屋さんからの紹介です」


アケルナー公爵家の金の札を見せつつ、老紳士夫婦がやっている服屋の紹介だと言う。

私の目が少し死んだ目になっているが気にしないでくれ。

ふふふ、カワウソの獣人さんさようなら。


「おや?アケルナー公爵家の紋章なんて珍しい……で?誰のくつが欲しいんだい?」


「えっと、全員分です」


「そうかい…どんな靴が欲しいんだい?」


「膝丈までくらいのブーツは人数分、その他にもこの2人の靴を普段使いの靴からフォーマル系の靴までお願いします。お金はいくらかかっても構いませんので、使い良くて長持ちする物をお願いします」


「そーかい、そうかい。丈夫で履きやすい靴ならウチに任せな」


金に糸目をつけない宣言で笑顔になって店員さん。

もしかして店主さんかしら?

冒険者用の膝丈のブーツは、それぞれの靴のサイズがあったので、規正の物を既に会計済みで履いております。

腕の良い冒険者さんが、突然買いに来ることがあるから、ある程度の数を作ってあるそうだ。


うむ!履きやすい!

軽くて、一体感のあるブーツだ。

ブーツを履いて膝を曲げたり座ったりする時に、ピッタリ系のブーツは、ツッパリ感が有るのにこれは一切ない。

履いてない様な、は大袈裟だけど、それくらい履き良いわ。

この店は大当たりかも!ラッキー!


店員さんが笑顔で私達の足のサイズを測り出す。

ブーツは規正の物だが、他の靴は一から作る為に必要らしい。

私の靴もいつかは作るだろう!って事でサイズを測ってもらいました。

セイはまだ成長期な為、サイズを成長とともに補修する様に作るそうだ、ありがたいです。

量が量なので、出来上がるまで時間がかかるみたい。

そりゃそうよね。


「前金に金貨3枚もらうからね?残りの支払いは出来上がってから金額を言うよ」


「ええ、わかりました。出来ましたら、モフモフ亭にご連絡下さい。そこに泊まっていますので」


「モフモフ亭ね、わかったよ。しかし値段を気にしないなんて…わたしが吹っ掛けるかもしれないのに、剛気なものさね。気に入った!わたしゃ、ここの店主のタナルだよ。気合いを入れて作るから期待して待っててくれ」


「私は冒険者のユカよ。こっちが旦那のヒロであっちが息子のセイ、で、この子が娘のユウよ。宜しくね。楽しみにしているわ」


タナルはガハハと笑い、任せな!と手を差し出してきた。握手って異世界でもするものなのね。

私はタナルの手を取り握手する。


「ところでタナルは、この辺で品揃えが良い本屋さんと防具店を知らないかしら?息子の暇つぶし用の本が欲しいのと、この街に来る前に防具を駄目にしてしまったから買いたいのよ、分かるなら紹介してくれると嬉しいわ」


「品揃えが良い本屋と防具屋ねぇ…防具屋は直ぐ左隣りにあるよルルーインのジジイがやってるよ。本屋はマリョばぁの本屋がここいらじゃ1番だよ。待ってな、紹介状を書くから持っていきな!マリョばぁとルルーインのジジイは長い付き合いだからね」


言うか早いか、羊皮紙にサラサラと何やら書き込むタナル。

書いた手紙を二つ折りにして、はいよって2枚、渡された紹介状にお礼を言う。


「タナル、ありがとう助かるわ」


「ガハハ!気にしなさんな。マリョばぁの店はルルーインジジイの店の左隣りだよ」


あらあら、すぐそこなのね。

私達は、タナルにお礼を言いカワウソ革靴店をでた。

次の店も当たりだといいな。



左隣りの看板を確かめる。

ルルーイン防具屋って書いてあるからここね。

ドアを開けるとドアベルがカラーンと鳴った。


「いらっしゃい。誰からの紹介だ?」


店に入ると直ぐ、丁度店の掃除をしていたドワーフと目が合った。


「隣のタナルよ。はい、紹介状とコレ」


「うむ、確かにアケルナー公爵の金板と、タナルの紹介状だな!何が欲しいんだ?」


私達を頭から爪先まで見やり、身長や体格を見ている様だ。


「この街に来る前にダンジョンに入っていたのだけれど、そのダンジョンで防具を駄目にしてしまったの。正規品でいいので、良い品が有れば見繕ってくれないかしら?」


じっくり、私達を見た店主のドワーフはニヤリと笑う。


「はいよ!うーむ、オタクら全員オールラウンダーか。じゃあ、重い鎧より軽くて動きを阻害しない革製の胸当てとかが良いかな。旦那は盾も使うんだな?じゃあ、盾も選ぶか…少し待っててくれ、すぐに品物を取ってくる」


言うが早いか、直ぐに奥に消えて行ったと、る思ったら直ぐに色々なモノを抱えて戻って来た。


「少々値は張るが、コレはコカトリスの皮の鎧だ。毒と石化の耐久とスピードが上がるし3人分丁度あるんだ。それと盾はアダマンタイトの盾だ、重いがドラゴンのブレスでも弾くぞ!どうだ?」


ドヤ顔で見てくる店主のドワーフ。

鑑定で見ると全て最高級品な上、性能も良い!

しかもサイズもそれぞれピッタリだし。

買うしかない!


「買います。いくらですか?」


「全部で黒金貨2枚と白金貨5枚だ。すまんが、品が良いから安くは出来ねぇ」


「わかりました……はい、黒金貨2枚と白金貨5枚です。確かめて下さい」


私はインベントリ内からお金を取り出し店主のドワーフに渡す。

まさか即金だとは思っていなかったらしく、目が点になっていた。


直ぐに防具を付ける。

うん、馴染むわ。

革靴と一緒ね、着けてる感じがあまりしない。


ドワーフの店主にお礼を言い店を出た。

さて、次は本屋さんだな。











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