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アポイントをとりますよ?

「いらっしゃいませ。宿泊ですか?お食事ですか?」


足を踏み入れた瞬間に笑顔の女の人に声をかけられた。

恐らく、女将さんかな?

右手が食事処で、今いる玄関先がフロント、左手にある階段が宿泊用の部屋へと続くのだろう。


「宿泊します。テイム獣が一緒なのですが、小さければ部屋に入れても良いですか?」


「宿泊ですね。はい。サイズにもよりますが大丈夫ですよ」


女将さんの言葉に私は、一旦外に出てレン達に縮小化を頼む。

レン達はどんどん小さくなり、まんま子犬と子猫になった。

それを見ていた人達が驚きどよめいていました。

何でだろ?

シロは元々小さいのでそのままだ。

と、いうかシロは縮小化のスキルを所持していないから、これ以上は小さくなれないのだ。


連れて中に入ると、この大きさなら部屋でも良いそうです。

OKサインをもらったので、部屋決めに入る。

キャロルに1人部屋と、私達と一緒の部屋とどちらが良いか選んでもらう。


「寂しいから1人は嫌ですの」


はい、決まりました。


「わかったよ。…すみません、大部屋の風呂付きでお願いします」


この宿に2つある大部屋(6人部屋)にしたよ。

お風呂付きのほうでたのむ。

もう一つは風呂付きって、書いてないからついてないんだと思う。

部屋表を見ると部屋によって、風呂付きか風呂なしかが決まるみたい。

それによって値段も違う。

風呂付きだと値段が高くなる。

風呂なしだと安く泊まれる。


「はい、風呂あり大部屋ですね。ベッド数が6つしか無いのですが、簡易型ベッドを入れましょうか?」


あぁ、モギじぃ達がいるから人数がベッドより多いわ。

うーむ。どの道、寝る時召喚獣は小さくなってもらうからベッド余る計算になるんだよね。

追加の簡易ベッドは無しで良い。


「私と旦那が一緒に寝ますので大丈夫です」


「わかりました。何日お泊まり予定ですか?」


「10日間でお願いします。追加で泊まりたい場合は、こちらで言えば良いですか?」


「わかりました。……はい、追加で宿泊する場合は、私に話して頂ければ大丈夫ですよ。あと、お食事は朝は付きますが、夜は別になっていますが如何しますか?」


あぁ、もう夜になるからか。

ふむ。飯マズかもしれないが、食べてないから確証がない。食べてみるのも良いかもしれない。


「今日の夕飯はお願いします。料金は、食べた後で払えば良いですか?」


「はい。食べた後で大丈夫です。本日の分は言っておきますね。……宿泊料金は前払いでお願いしておりますが大丈夫ですか?」


料金が書いてある部屋表に目を動かす。

えっと……大部屋の風呂付きは、一泊半金貨2枚だから、10日で金貨2枚になる。


「はい、10日で金貨2枚ですよね?」


私は、アイテムリングから金貨を取り出して女将さんに渡す。


「はい。確かに10日間分、受け取りました。此方が鍵です。大部屋は右手の食事処の手前の通路から行けます。あと、夕飯は6時から9時の間にべに来てください」


「はい、わかりました。ありがとうございます」


女将さんにお礼を言い、部屋に移動する。

女将さんが言う通り、食事処手前に廊下があった。

その廊下の突き当たりにドアがあり、部屋の番号が書いてある。

1号室。部屋の番号と、鍵に書いてある番号を見比べると、合っていた。

鍵を開けて、部屋に入る。


「おぉう。庭付きか、レン達外に行けるな」


入って直ぐ目に入ってきたのは、広い庭だ。囲いがあるから、この部屋専用なんだと思う。

ヒロが嬉しそうにレン達を撫でる。


「まあまあ、大きい部屋ね。20畳くらいあるんじゃないかしら?ベッドも2段ベットじゃないし、ソファーとテーブルあるし、当たりの部屋ね」


「こっちにはお風呂がある。母さんトイレもあるよ。ボットン便所っぽいけど」


セイに言われ、チラッと見たら風呂は水を入れて火の魔石を入れて沸かすタイプだった。

トイレは、やはり懐かしいボットン便所でした。ただ、扉に消臭の魔法がかかっているのか部屋まで匂いが充満することはない。入ると臭いけど。


「さてと、公爵家に明日いきなり行っても失礼に当たるから、アポイントをとりに行かないとね。キャロル、貴方の家の使いだって証明する物ある?」


「はい。この懐中時計にはガルシア伯爵家の紋章が刻まれております。此方を見せれば宜しいかと思いますわ」


キャロルが手渡してきた懐中時計を確認する。

2体のライオンの顔が対に向き合っているレリーフだ。


「モギじぃ、行ってきてもらって良い?私やヒロが行っても良いけど、見かけ的にモギじぃがじぃや的な立ち位置に見えるから、1番無難なのよね」


「うむ。よろしかろ。わしが1番無難じゃて」


ほっほっほ、と笑い懐中時計を私から受け取る。


「では、行ってくるでのぅ。主の守りの方はシロ、宜しく頼むぞ」


「うきゅーっ、がうがう!」


シュタッと、手を挙げて返事をするシロ。

後ろから見てると可愛い。

ぬいぐるみが動いてる様に見えるからね。

ドアを開けて、此方を振り向いた瞬間、モギじぃの服が老紳士の様なキリッ、とした服にかわった。


「モギじぃ様、宜しくお願いします」


その姿に驚きながらも、ペコリと頭を下げてキャロルは、モギじぃを見送った。






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