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ついに異世界ですよ?

短いです。

時間の様だ。

グリフさんに言われ、立ち上がる。


グリフさんがある物を差し出してきた。

お土産だって。

よく見たら、冒険者カードとだった。

冒険者カードはモギじぃ達の召喚獣(人型になれる3人)の分も含まれていた。


残念ながら、まだ、人型になれないシロはテイム獣としてギルドカードには記載されていた。

後で目印の首輪が必要かな?アイテムボックスリングが目印になれば良いのに。


ビックリしてグリフさんを見た。

冒険者ギルドと商人ギルドにあるカードを作るアーティファクトや、カードを更新、記録を付けるアーティファクトは神様の1人がダンジョンに落とした物で、神界のアーティファクトからでもアクセス可能らしい。

冒険者カードは、最初からあった方が(私達、大人組の年齢的に)良いだろうと作ってくれたのだ。

凄く嬉しい。


冒険者カードを確認する。

名前とランク、テイム獣の数、名前、種類くらいしか記載がない。

ランクは大人組は全員Bで、セイはD、ユウはG。

実力的には最高ランクのSSでも良いが、実践が足りない為ランクを下げての記載したらしい。

全然構いませんとも。

ついでに[冒険者の心構え]と言う、小冊子も頂きました。

暇な時に見ろって事らしい。


家族皆んなでグリフさんにお礼を言う。

グリフさんには色々、本当に色々お世話になった。


段々と景色が薄れはじめる。

恐らく私達が消えていっているのだろう。

グリフさんが完全に消えるまで手を振った。


瞬きすると、次の瞬間その景色は森になっていた。

ジャングルの奥地にいる様な、木が鬱蒼としげる森の中だった。

直ぐにマップを開くと、運が良い事にアルデバラン帝国にいた。


危なかった。あと少しズレていたら隣のアルカイド国にいる事になっていたわ。

アルカイド国って、貴族は何をやっても許されるって思っている貴族が多い国だから行きたくないのよね。

その隣の国は、ハイヒューマンを崇めるヒューマン至上主義の国家があるし、近づきたくない。


辺境にあるアケルナー公爵領、アルカイド国の境界である死の森と海運業が盛んな海がある自然豊かな領地だ。


さてっと、今は朝の6時半。

季節によるけど、もう日が出ても良い時間なんだけど、暗い。

木が茂り過ぎて日の光を遮ってるのかな?


「死の森。ユカ、この場所はそう言われている場所だよ。早く抜け出そう」


少し、考える素振りを見せたヒロが言う。

私も、頭の中から常識を引っ張り出す。


この森は『死の森』と呼ばれる場所。

奥に行けば行くほど、強い魔物が出てくる場所。

奥に行けば行くほど、魅力的な素材が沢山ある場所。

そのせいか、ある程度腕がある冒険者達がくる場所だが、夢見る馬鹿な低ランク冒険者達も良く忍び込んで来る森だ。

ダンジョンの様なセーフティエリアが無いので、夢見る低ランク冒険者達は、この森の奥で一夜を過ごすと大抵骨すら残らずお亡くなりになる場所でもある。


私達なら平気そうだけど、ジメッとしていて気持ちが悪い。さっさと、おさらばした方が良さそうかな。


「みたいね。さっさと森を抜けよう」


言うが早いか、ヒロはマップを頼りに歩き出す。私達は、その後に続いて歩き出した。

歩き出すと、出るわ出るわお宝が沢山あって困っちゃう。


あれはハゲに効く薬に使うゲーハンの実だわ。

コウにお願いして採取してきてもらう。

あっちには、水虫に効く薬に使うズーミーの葉だ。

シロにお願いして採取してきてもらう。

あらあら、これは興奮剤のオークの睾丸と一緒に入れると効果が高まるンフウコの茎。

自分でブチブチと採取。

まあまあまあ、あそこにあるのは、避妊薬に使うリーリンの苔。

採取をシロにお願いする。

ウフフ、上にはキュアポーションに欠かせないレミランスの実がたわわに実っている。

コウに採取をお願いした。

留めは、クラサルサ草!

キュアポーションでは効かない病気や異常状態を治すハイキュアポーションに欠かせない、薬草だけど中々見つからないレア草の群生地が目の前にある。

全員でさっさと採取に勤しみ、群生地を去りました。

これで、黒死病も肺血死病も結核も魔欠病も怖くない。


モギじぃ達が気配を全開に出してくれているおかげで、この森で強いとされているファイアーベアや、シルバーウルフすら寄って来ないので採取しまくりました。


ごめんなさい。

少しはっちゃけちゃいました。

後悔はしてないけど反省してます。

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